このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

  日立製作所 情報・通信グループ(グループ長＆ＣＥＯ：古川　一夫、以下 日立)は、このたび、指の静脈パターンを使った生体認証に対応したシステムを導入する金融機関に対し、指静脈認証のアプリケーションを搭載したＩＣチップ内蔵キャッシュカードの発行をワンストップで提供する「ＩＣキャッシュカード提供ソリューション」を４月２５日から提供します。
  本ソリューションでは、ICチップの選定をはじめ、セキュリティを確保するための暗号鍵や指静脈認証などのアプリケーション選定と搭載、そしてカード印刷会社への手配など、ICキャッシュカード化にともなう発行プロセスを日立が代行します。また、完成したICキャッシュカードの動作確認・検証を行い、金融機関に納入します。このため、金融機関は、ＩＣキャッシュカード発行についての専門的なノウハウがなくても、 ＩＣキャッシュカードの導入が容易に実現できます。なおICキャッシュカードの発行までの準備期間は、従来の約１年から最短で７ヶ月と40％短縮しました。(当社従来比)
  これにより、指静脈認証システムとICチップによる高いセキュリティを確保したICキャッシュカードの発行をワンストップで迅速に提供します。

  今後、複数の大手印刷会社との提携を通じて、大量発行にも対応できる体制を強化していきます。なお、ICチップ内のOSには、世界最高のセキュリティレベルを有するMULTOSから提供を開始し、順次Javaなどにも拡張していく予定です。
  日立は、ICキャッシュカードの発行・発行管理から指静脈認証対応システムの設計・構築までをトータルにサポートします。

「ICキャッシュカード提供ソリューション」の特長

1. 発行プロセスを日立がワンストップで提供

ICキャッシュカードのアプリケーションを動作させるためのOSやチップの記憶容量などの仕様策定に始まり、ICチップの選定、指静脈認証や金融機関が提供するさまざまなサービスを実現するためのアプリケーションや暗号鍵の搭載、印刷会社への発注、そして動作確認までを日立がワンストップで提供します。これにより、金融機関自身が専門的な発行プロセスを行うことなく、ICキャッシュカード化を容易に実現します。

2. ICキャッシュカード発行までの準備期間を１年から７ヶ月に短縮

日立が培ってきたICカード化のためのノウハウを活用し、ICキャッシュカードの仕様策定期間の短縮を実現しました。そのため、従来、約１年かかっていたICキャッシュカード発行までの準備期間を最短で７ヶ月に短縮します。

価格及び提供時期

製品 価格 (税込) 提供時期 ICキャッシュカード 提供ソリューション ICカード発行要件、スキーム策定支援サービス 個別見積 2005年 4月25日 カード調達初期導入サポートサービス ICキャッシュカード提供サービス 指静脈認証機能付きICキャッシュカード提供サービス

販売目標

  今後3年間で関連システム含め500億円

指静脈認証システムについて

日立の指静脈認証システムは、既にPCのログイン認証や入退室管理システムで実績があり、他の生体認証システムと比較しても認証精度が高く、データ量も装置自体も小さく照合時間が短いことから、国内の金融機関での採用が相次いでいるなど、高いセキュリティを求められるさまざまな分野への応用が期待されている先進の生体認証システムです。

他社所有商標に関する表示

お問い合わせ先

株式会社 日立製作所 情報・通信グループ
IDソリューション事業部 スマートカードソリューション本部 [担当:畠中、白鳥]
〒212-8567 神奈川県川崎市幸区鹿島田890 日立システムプラザ新川崎
TEL : 044-549-1755 (ダイヤルイン)

info-smartcard@ml.itg.hitachi.co.jp(メールを送る)

PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated（アドビシステムズ社）のAdobe(R) Reader(R)が必要です。