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日立が情報システム運用管理の国際的な標準化団体
DMTFのボードメンバーに参画
情報システムの運用管理インターフェース標準化活動を積極的に推進
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下 日立)は、情報システム運用管理のためのハードウェア、ソフトウェアなどのインターフェース標準化活動を行う国際的な業界団体DMTF(Distributed Management Task Force, Inc.)のボードメンバーに選出され、2005年4月1日から2年間の任期で参画します。今回、DMTFにおける運営方針の決定権限を持つボードメンバーに参画することで、オープン環境におけるシステム運用管理インターフェースの標準化に向け、DMTFにおいて積極的に提言していきます。
DMTFは、さまざまな情報システムの構成要素を統一的に運用・管理するためのインターフェース標準の策定を目的とした業界団体です。参加企業は、全世界から100社を越え、延べ3,000人を越える技術者が16のワーキンググループで標準策定のための技術検討を進めています。
日立はこれまで、オープン環境における統合的なシステム運用管理製品である「JP1」のほか、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」や、ディスクアレイサブシステム「SANRISE」などを幅広く提供してきており、これらの製品と他社製品とを組み合わせた情報システムの構築及び運用管理について豊富なノウハウを持っています。
今回、DMTFの活動方針を決定する権限をもつボードメンバーの一員となったことで、日立の持つ運用管理製品の開発やシステム構築・運用などのノウハウをDMTFの標準化活動において積極的に提言できる立場となりました。今後は、各種の提言を通じて情報システム運用管理の相互接続性の向上に貢献していくとともに、DMTFでの活動の成果を各種の製品にフィードバックしていく方針です。
なお、今回の日立のDMTFボードメンバー参画にあたり、DMTFのチェアマンであるジム・ターナー氏は次のように述べています。
「DMTFは、今回日立がボードメンバーに選出されたことを歓迎します。日立の参画により、DMTFにおけるボードメンバーのリーダーシップがさらに強固なものになると確信しています。大規模なインターネット環境におけるシステム運用管理の標準仕様策定と、それに伴う運用管理技術の前進のために、日立と一緒に仕事をすることを楽しみにしています。」
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DMTFについて |
DMTFが策定する標準は、特定のプラットフォームや特定ベンダーの技術に依存せずに、サーバー、ストレージ、ネットワーク、ソフトウェアなどの様々な情報システムの構成要素を連携させ、制御するための共通的な管理基盤を提供します。DMTFがこれまでに策定した標準には、システムの構成要素間で管理情報をやりとりする際の共通モデルを提供するCIM(Common Information Model)、PCやサーバなどの構成要素を管理するためのDMI(Desktop Management Interface)、インターネットの標準技術を利用して分散コンピューティング環境を管理するための技術であるWBEM(Web-Based Enterprise Management)などがあります。
DMTFは、標準採択の投票権をもち標準化検討の主要メンバーであるリーダーシップメンバー、検討に参画する参加メンバー、DMTFの技術情報を参照できるモニタリングメンバー、及び、他の標準化団体や研究組織・大学などで検討に参画できるパートナーで構成されており、DMTFの意思決定組織であるボードは、リーダーシップメンバーの中から選挙によって選出された14社の代表者で構成され、DMTFの運営方針を決める重要な任務を担っています。
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