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スペインとポルトガルで
石炭火力発電所向け排煙脱硫設備6基を一括受注
日立製作所 電力グループ(グループ長&CEO:眞野 重治/以下、日立)は、スペイン共和国(以下、スペイン)コブラ社(Cobra Instalaciones y Servicios, S.A.)と共同で、スペイン北部で運転中のHidro Cantabrico社(Hidroelecontractorica del Cantabrico, S.A.)所有のAbono石炭火力発電所2号機(556MW)向けおよびSoto石炭火力発電所3号機(350MW)向け排煙脱硫設備、ならびにポルトガル共和国(以下、ポルトガル)南部で運転中のEdP(Energias de Portugal)グループの中核会社CPPE社(Companhia Portuguesa de Produção de Electricidade,S.A.)所有のSines石炭火力発電所1-4号機(314MW×4基)向け排煙脱硫設備を一括受注しました。日立の契約金額は約120億円で、本排煙脱硫装置は、2007年8月から順次使用開始される予定です。
欧州では、2008年1月より石炭火力発電所から排出される硫黄酸化物(SOx)および窒素酸化物(NOx)の規制が強化されるため、欧州各国は排煙脱硫および脱硝装置の設置などの対策を進めています。排煙脱硫設備は発電所から排出される排気ガスに含まれているSOx等を9割以上除去できるため、 2008年1月の規制強化に向け、今後も需要が高まるものと思われます。
今回日立が排煙脱硫設備を納入する3発電所は、Abono/Sotoがスペイン北部、Sinesがポルトガル南部とイベリア半島にまたがっていますが、スペインで2基、ポルトガルで4基、計6基の排煙脱硫設備(EdPグループとしても2005年度の最大投資案件)をほぼ同時期に納入します。また今回の受注は、2004年6月に受注したポーランド共和国コゼニッチェ石炭火力発電所4-8号機の脱硫設備(200MW×4基)に続く、欧州での受注案件であるほか、西欧での初の脱硫設備一括納入となります。そのほか、電力グループとしては初めて、スペイン、ポルトガル向けに電力設備納入を行うこととなります。
なお、脱硫設備の設計、機器納入は、日立の子会社であるバブコック日立株式会社(取締役社長:小川 隼人)および、同社の子会社であるバブコック日立ヨーロッパ社(Babcock Hitachi Europe GmbH/CEO: 三村 哲雄)が行います。
今後も日立は、今回の受注を契機にさらなる欧州市場への積極的な事業展開を行い、受注拡大に努めると共に、欧州の環境保全に貢献したいと考えています。
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株式会社日立製作所 電力グループ 国際電力営業本部 欧州部 [担当:安田、篠原]
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