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2005年3月28日
株式会社 日立製作所
マイクロソフト株式会社
日立製作所とマイクロソフト、Windows Server Systemでの
基幹システム構築に関して提携強化
.NET専任組織設置による技術者100名の育成と
目的指向型プラットフォームソリューション
「.NET対応ベストプラクティススイーツ」の提供などを実施
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下、日立)と、マイクロソフト株式会社(代表執行役 社長:マイケル ローディング、以下、マイクロソフト)は、このたび、基幹システム分野へのWindows適用が進む市場状況に対応して、Windows Server SystemTMを適用した基幹システム構築に関して提携を強化することで、3月25日に合意しました。
今回、.NET技術支援専任組織の日立内への設置による専門技術者の育成と、当組織を中核として、新たに日立が提供するWindows環境向け目的指向型プラットフォームソリューション「.NET対応ベストプラクティススイーツ」へのマイクロソフトからの技術支援、及び「.NET対応ベストプラクティススイーツ」の共同マーケティングを行います。なお、日立は、「.NET対応ベストプラクティススイーツ」を本年5月から順次提供開始します。
近年、基幹業務をはじめとした、ミッションクリティカルなシステム環境においては、従来のメインフレームやUNIXに加え、効率的かつ柔軟な業務システム開発を可能とするWindows Server Systemの採用が加速しています。一方で、基幹システムのダウン等によるビジネス機会損失リスクの回避も課題となっており、高信頼な基幹業務システムを効率的に構築する市場ニーズが高まっています。
今回、これらの市場ニーズに対応すべく、ミッションクリティカルなシステム環境を効率的に構築するWindows(R)基幹システム構築ソリューションの市場への提供を目的として、システムリソース統合、アプリケーション連携基盤などの目的別に最適かつ高信頼なソリューションを提供する日立の「ベストプラクティススイーツ」の.NET対応版開発に関し、マイクロソフトの技術支援を得ることで合意したものです。
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合意内容 |
1. .NET技術支援専任組織「Center of Excellence」の設立
日立は、今回の提携強化の技術的な中核となる.NET技術支援専任組織「Center of Excellence」をプラットフォームソリューション事業部内に4月1日から設置し、マイクロソフトの専任技術コンサルタントの常駐により.NET技術・ノウハウの日立への提供、及び各種のテクニカルサポートを行います。また、本組織において、Windows Server System及び.NETの技術・実績を持つ専門技術者を2005年度中に日立内に100名育成し、ソリューション提供時のサポート体制を強化します。
2. 「.NET対応ベストプラクティススイーツ」の提供
日立は、マイクロソフトからの.NET関連技術支援を受け、「.NET対応ベストプラクティススイーツ」を本年5月から順次提供します。「.NET対応ベストプラクティススイーツ」は、アプリケーション連携時の高信頼なトランザクション基盤を提供する「オープンミッションクリティカルアプリケーションフレームワーク」、ブレードサーバー上でのWindowsサーバー統合によるTCO最適化などを実現する「コンソリデーション」などをはじめとした、.NETテクノロジーを基盤とする各種スイーツを含んでいます。
また、両社は本スイーツの提供に先立ち、日立の統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」、統合システム運用管理ミドルウェア「JP1」、 .NET対応分散トランザクション制御ミドルウェア「OpenTP1 for .NET Framework」などの各種製品と、マイクロソフトのWindows Server Systemとの組み合わせにおける性能・技術評価を日立の「BladeSymphonyコンピテンス・センター」にて共同で実施します。
3. 共同マーケティングの実施
日立とマイクロソフトは、「.NET対応ベストプラクティススイーツ」の提供にあたり、「Center of Excellence」を中核として各種拡販セミナー等の共同開催をはじめとする各種マーケティング活動を行い、ミッションクリティカルなシステム環境におけるWindows適用を推進していきます。
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「.NET対応ベストプラクティススイーツ」の価格及び出荷時期 |
名称 |
内容 |
価格 |
提供時期 |
オープン
ミッションクリティカル
アプリケーション
フレームワーク |
分散トランザクションマネージャーOpenTP1 for .NET
Frameworkによる、メインフレームクラスの信頼性をもち、生産性も高いアプリケーション基盤を提供 |
個別
見積 |
5月9日 |
コンソリデーション |
BladeSymphonyでのWindowsサーバー統合と仮想化によるTCO最適化を実現 |
7月1日 |
マイグレーション |
メインフレーム、UNIXやVisual Basic環境のシステムから最新のWindowsサーバー環境への移行を支援 |
コラボレーション |
SharePoint(R) Portal Server、Exchange Serverによる最適なコラボレーション環境を実現 |
ハイアベイラビリティDB |
SQL ServerTMによる高可用性の基幹DBシステム基盤を提供 |
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Windows Server Systemについて |
マイクロソフトでは、複雑さとコストを削減するサーバー インフラストラクチャにより、IT に従事するユーザーが新しいビジネス要件への取り組みに専念できる環境を提供することが、自らの役割であると考えています。Microsoft Windows Server System の製品群は統合されたソリューションにより、IT 環境のより効率的な開発、展開、運用を実現します。
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「ベストプラクティススイーツ」について |
日立の「ベストプラクティススイーツ」は、ユーザーがコアビジネスに集中できるシステム環境を提供する日立のサービスプラットフォームコンセプト Harmonious Computing に基づいており、ユーザーが導入する新規システムへの要件に最適なサービス(コンサルテーション、設計・構築、運用サービス)と各種ソフトウエア、ハードウエアを組み合せ、目的指向別のスイーツから構成されるソリューションです。各スイーツの提供時には、あらかじめシステムの機能や処理性能、規模や構成などを検証した結果に基づく「PS(プラットフォームソリューション)ナレッジ」を適用します。この実績のあるナレッジの適用により短期間でのシステム設計が可能となり、迅速なシステム構築を実現してビジネスの早期立ち上げを支援します。「ベストプラクティススイーツ」は今回の.NET対応を含め2006年度までに200億円の売上を見込んでいます。
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日立「BladeSymphonyコンピテンス・センター」について |
「BladeSymphonyコンピテンス・センターは」、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」を中核としたシステム検証施設です。「BladeSymphony」と日立製各種ソフトウェアおよびISV/IHV製品を組み合わせ、システムの適正サイジング、性能チューニング支援、及び互換性の検証・評価などのシステム検証を行っています。
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商品名称に関する表示 |
記載の会社名及び製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。
| | お問い合わせ先 |
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ プラットフォームソリューション事業部
プラットフォームビジネス統括センタ Windowsコンピテンスセンタ [担当:多田・平野]
〒212-8567 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地
電話 : 044-549-1298(ダイヤルイン)