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2004年12月17日
 

「BladeSymphonyコンピテンス・センター」を開設

「Oracle Database 10g」とのシステム検証・評価を開始
 
 
 
  日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川一夫、以下、日立)は、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony(ブレードシンフォニー)」を中核としたシステムの検証施設「BladeSymphonyコンピテンス・センター」を2005年1月4日に開設します。本センターは「BladeSymphony」と自社製品およびISV/IHV製品を組み合わせ、システムの適正サイジング、性能チューニング支援、および互換性の検証・評価などのシステム検証を行います。今回、第一弾として、日本オラクル株式会社(以下、日本オラクル)と共同でデータベース製品「Oracle Database 10g」を適用したシステム検証・評価を開始します。
 
  近年のユーザーのシステム環境においては、TCOの削減、業務量増加への柔軟かつ迅速な対応、24時間365日のノンストップビジネスの実現などが求められており、これらに対応するプラットフォームを提供することが重要なポイントになっています。
 
  日立は、ハードウェアの統合運用によるTCOの削減やサーバモジュールを追加することによるスケールアウト、サーバモジュール間をSMP接続することによるスケールアップにも対応する柔軟かつ高いスケーラビリティ、メインフレーム技術を投入した高い信頼性などの特長を持つ「BladeSymphony」を中核としたシステム構築を行い、こうしたニーズへの対応を図っています。
 
  今後、本センターで行われるシステム検証の結果・評価を活かし、「BladeSymphony」を中心としたシステム構築を強力に支援していきます。
 
 

「BladeSymphonyコンピテンス・センター」概要

 
設立 2005年1月4日
場所 東京都港区港南二丁目16−1 品川イーストワンタワー 13階(JR品川駅徒歩約4分)
ハーモニアス・コンピテンス・センター内
人員 10名(開設時)
内容
「BladeSymphony」を中核としたISV/IHV製品とのシステム検証・評価、デモンストレーション
トラブルシューティング、チューニングなどの技術支援やセキュリティ、クラスタシステム、ディザスタリカバリなどのシステム評価・構築支援
「JP1」、「Cosminexus」をはじめとする日立オープンミドルウェアやISVソフトウェアを用いた「BladeSymphony」システムのサイジングや、信頼性・可用性などの検証・評価
 
 

日本オラクルとの「BladeSymphonyコンピテンス・センター」での検証内容

 
1. 共同での技術支援・問題解決
 
  日立は日本オラクルと共同で、「BladeSymphony」と「Oracle Database 10g」およびクラスタ化技術「Oracle Real Application Clusters」のメリットを最大限に活かすシステムを提供するため、サイジングや信頼性、可用性などの検証・評価を行います。
  両社は今回新設する「BladeSymphonyコンピテンス・センター」を通じて、共同検証・評価の成果をフィードバックし、「BladeSymphony」と「Oracle Database 10
g」、「Oracle Real Application Clusters」を組み合わせたシステムの導入における検証・評価や技術的問題の解決、さらには運用時の問題解決などを支援します。
 
2. 「JP1」と「Oracle Database 10g」の組み合わせによるデータベース運用の省力化に向けた技術開発と検証
 
  日本オラクルの協力のもと、日立は統合システム運用管理「JP1」と「Oracle Database 10g」との連携によるデータベース運用の省力化に向けた技術開発と検証を行います。具体的には、「JP1」による稼働監視に加え、「Oracle Database 10g」のデータベースサーバに対する業務の割り当ての自動変更機能などを開発、検証をしていきます。
  さらに、この技術や検証結果を活かし、「Oracle Database 10
g」を含めたシステム全体の運用効率とサービス品質向上を可能とするポリシーベースの運用を実現するサービスの提供を計画しています。「BladeSymphony」、「JP1」、「Oracle Database 10g」と本サービスの最適な組み合わせを目的指向型ソリューション「ベストプラクティススイーツ」として日立から提供する予定です。
 
  今回の「BladeSymphonyコンピテンス・センター」の開設にあたり、日本オラクル 代表取締役社長 兼 最高経営責任者 新宅 正明 様より下記のコメントを頂戴しています。
 
  「日本オラクル株式会社は、このたびの日立製作所 情報・通信グループの「BladeSymphonyコンピテンス・センター」の開設を歓迎いたします。
  両社は、「BladeSymphonyコンピテンス・センター」での共同検証、問題解決を通して、両社の製品連携の強化を行ってまいります。
  「BladeSymphony」と「Oracle Database 10
g」の連携を強化することで、お客様の資産であるサーバとデータの統合を実現し、ビジネスにおける成功を加速させます。さらには、「BladeSymphony」とオラクルのクラスタ技術「Oracle Real Application Clusters」を組み合わせることで、メインフレームを凌駕する絶対的な信頼性をお客様に提供できると信じております。
  また、先日米国にて発表されたばかりのデータベース製品の最新版「Oracle Database 10
g Release 2」では、グリッドコンピューティングの実現に向けた機能強化により、可用性、管理容易性、パフォーマンスの大幅な向上が実現されています。両社の協業体制の強化と今後予定されている最新版の投入により、最小のIT投資で最大の価値をお客様へ提供してまいります。」
 
 

他社商標注記

 
Oracleは、Oracle Corporation の登録商標です。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
 
 

お問い合わせ先

 
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ
エンタープライズサーバ事業部 企画部[担当:庄山、喜多村]
〒259-1392 神奈川県秦野市堀山下1番地
電話 : 0463-87-6786 (ダイヤルイン)
 
 
以上
 
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