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2004年12月16日
株式会社 日立製作所
日立信息系統(上海)有限公司
中国でのミドルウェア事業強化に向けて北京中関村に
「日立ソフトウェアテクノロジーセンター」を開設
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫)は、急速に市場が拡大している中国でのミドルウェア事業強化に向け、北京の中関村*1ソフトウエアパーク内に、日本企業としては初めてのソフトウェア拠点となる「日立ソフトウェアテクノロジーセンター(中国名:日立高科技開放実験室)」を本日開設しました。今回の「日立ソフトウェアテクノロジーセンター」の開設は、ミドルウェアを中核とした中国向けのシステム開発や、中国のソフトウェア技術者育成支援などの拠点とするためのもので、日立信息系統(上海)有限公司(総経理:岸井 禧幸、英文名:Hitachi
Information Systems(Shanghai)Co.,Ltd.、以下HISS)が本センターの運用を行います。
*1 |
中関村は北京市海淀区に位置し「中国のシリコンバレー」と呼ばれる。本パークは中国国内最大級のソフトウェアパークで、北京市の外郭団体が運営し、国家発展改革委員会と情報産業部から「国家ソフトウェア基地」として認定されている。 |
高い経済成長に支えられ、北京五輪に向けて急速に社会基盤の整備が進む中国では、今後の情報システム市場の更なる拡大が見込まれます。これに伴うシステムの高度化・複雑化が進み、中国国内の実績あるソフトウェアパッケージを適用し、現地のニーズに即したシステムを開発していくことなどが重要なポイントとなっています。日立は、中国をミドルウェア事業グローバル化の重要拠点と位置づけ、2003年7月からHISSを拠点とした中国でのミドルウェア事業を開始し、日本国内で実績のある統合システム運用管理ミドルウェア「JP1」の販売などを行っていますが、今後の中国IT市場の更なる発展に寄与することを目的に、現地におけるミドルウェア事業の強化施策として本センターを開設するものです。
「日立ソフトウェアテクノロジーセンター」の活動内容は以下の通りです。
(1) 各種ソフトウェアの検証と、中国のニーズに即したシステム開発を支援
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中国国内ベンダーが提供するERPパッケージなどのソフトウェアと、日立の高信頼なミドルウェアとを組み合わせてシステム開発を行う際の、機能・性能などの事前検証や評価を行います。 |
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現地ITベンダーのほか、中国に進出する日本企業及び、日本に進出する中国企業のシステム開発に対し、本センタを拠点とした支援を行います。これにより、中国で実績のあるソフトウェアを適用し、現地のニーズに即した高信頼なシステムの開発を支援できます。
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(2) ソフトウェア技術者、システム管理者の育成支援
現地パートナー企業、ユーザ企業のソフトウェア技術者、システム管理者を対象に、日立の各種ミドルウェア製品の技術トレーニングを実施します。これによりシステムの安定稼動のための高信頼技術の浸透などを図り、現地技術者の育成を支援します。
(3) 新規事業の創出拠点として運用
本センターを拠点とし、パートナー企業や大学などとの連携で、中国国内向けの新規ミドルウェア販売や新規ソリューション開発などを行い、今後2年間で10件のパートナーとの協業締結を目指します。
なお、今後日立とHISSは、ミドルウェア分野における中国国内のマーケティング、開発、サポート体制を拡充し、JP1他の製品の販売推進により、5年後の2009年に中国国内でのミドルウェア事業の売上げを年間5億元とする計画です。
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日立信息系統(上海)有限公司 Hitachi Information Systems(Shanghai)
Co., Ltd概要 |
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事業拠点 |
:上海本社(北京分公司,広州分公司,上海浦西事務所,蘇州事務所) |
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事業内容 |
:製造業向け及び金融業向けソリューション事業、ミドルウェア事業 |
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| | お問い合わせ先 |
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ ソフトウェア事業部 企画本部 計画部 [担当:久芳]
〒244-8555 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地
電話 : 045―862―8996 (ダイヤルイン)
以上