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2004年10月12日
中国・広州に「日立電梯亜州開発センター」を設立
中国・東南アジアにおける昇降機事業を強化
日立製作所 都市開発システムグループ(グループ長&CEO:角田 義人/以下、日立)は、中華人民共和国(以下、中国)での昇降機の製造・販売・サービスを行う広州日立電梯有限公司(総経理:潘 勝/以下、広州日立電梯)と、シンガポール共和国(以下、シンガポール)での昇降機の製造・販売・サービスを行うHitachi Elevator Engineering (Singapore) Pte. Ltd.(社長:廣瀬 正之/以下、HEES)と共同で、10月12日、広州日立電梯内に「日立電梯亜州開発センター」を設立しました。「日立電梯亜州開発センター」は、中国および東南アジア地区における昇降機事業の強化を目的に設立するものです。
中国の昇降機市場は、1990年代半ば以降、年々需要が拡大しており、特に2000年代に入ってからは前年比約30%の伸びとなっています。そして、2003年度の推定需要台数が8万台規模になるなど、今日では、中国は世界で最も大きな市場となっています。今後も2008年の北京オリンピックや2010年の上海万国博覧会および広州アジア競技大会の開催が予定されており、さらなる市場の拡大が見込まれています。
日立グループは、市場の伸びが著しい中国を、重要な市場として考え、広州日立電梯に対する日立グループの出資比率を高めるなど、事業の強化を進めてきました。しかしながら、中国市場では非常に厳しい市場競争が続いており、今後競合他社との競争に勝ち抜くには、さらに中国国内のニーズに即した製品開発が必要との判断から、日立と広州日立電梯、HEESが共同で、「日立電梯亜州開発センター」を設立することとしました。「日立電梯亜州開発センター」の設立により、日立の持つ豊富な経験、ノウハウ、高度な技術開発力に、広州日立電梯の中国市場におけるノウハウや市場情報を融合させた製品開発がこれまで以上に可能で、より中国市場のニーズにあった製品を迅速に提供することができます。また、あわせてアジア地域での経験と実績を持つHEESも参加することにより、中国市場だけでなく、広くアジア市場にも対応した製品開発も可能となります。
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日立電梯亜州開発センターの概要
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正式名称 |
日立電梯亜州開発センター(中国語:日立梯洲中心) |
所在地 |
広東省広州市番禺区大石鎮石北工業区(広州日立電梯大石工場内) |
責任者 |
陳 国豊 |
開発内容 |
中国市場およびアジア市場向け昇降機の開発 |
人員数 |
約60名(10月12日時点) |
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広州日立電梯の概要
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会社名 |
広州日立電梯有限公司(Guangzhou Hitachi Elevator Co., Ltd.) |
所在地 |
中国広東省広州市天河北路233号中信広場弁公楼62楼 |
資本金 |
6,488万米国ドル(約70億円) |
出資者 |
日立(中国)有限公司34.3%、株式会社日立製作所20%、株式会社日立ビルシステム7.85%、日立電梯工程(香港)有限公司7.85%、広州広日集団有限公司30% |
総経理 |
潘 勝 |
従業員数 |
1,615人(2003年12月末時点) |
主な事業内容 |
昇降機の製造、販売、据付、保守、改修、ビル管理システム |
売上高 |
19.7億人民元(約265億円) [2003年度実績(12月期)] |
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HEESの概要
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会社名 |
Hitachi Elevator Engineering (Singapore) Pte. Ltd. |
所在地 |
10 Toh Guan Road East, Hitachi Elevator Building, Singapore 608597 |
資本金 |
175万シンガポールドル(約1億円) |
出資者 |
株式会社日立製作所53.43%、株式会社日立ビルシステム36.57%、永大機電工業股有限公司10% |
社長 |
廣瀬 正之 |
従業員数 |
364人(2004年3月末時点) |
主な事業内容 |
昇降機の製造、販売、据付、保守、改修、ビル管理システム |
売上高 |
約7,300万シンガポールドル(約45億円) [2003年度実績(3月期)] |
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以上