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2004年9月13日
日立ホーム&ライフソリューション株式会社
「トリプル新鮮冷凍」と大きさが選べる「セレクト製氷」採用で冷凍機能が進化
ツインドア冷蔵庫『Theプロフリーザ!』シリーズを発売
−業界初*1半ドアを防止する「ドアクローズ&シグナル」システムを採用−
日立ホーム&ライフソリューション株式会社(取締役社長:石垣 忠彦)は、冷凍食品の多様化やホームフリージングの要望に対応し、約-40℃の冷気で凍結から低温保存まで一貫した高鮮度冷凍システム「トリプル新鮮冷凍」を搭載した「Theプロフリーザ!」シリーズを11月初旬から順次発売します。
冷凍食品の品質向上や、増加する高級冷凍食品などにより冷凍食品に対する関心が最近高まっている一方で、ホームフリージングへの不満も強く存在しています。昨年発売した「プロフリーザ!」は冷凍に関わる要望・不満点に着目し、約-35℃冷気で急速冷凍(ハイスピード冷凍)と低温保存(パワフル冷凍)、そして収納性の向上を実現しました。今回はさらに進化して冷気を約-40℃とし、ドア開閉による冷凍室内の温度上昇を抑える「オートクール機能」を新たに加えました。3つの冷凍機能を組み合せることで理想的な冷凍システムを実現し、従来に比べ約3倍*2の鮮度保持が可能となっています。
また、氷の多様化したニーズに対応するため、氷の大きさを「大きめ」「標準」の2つから選べる「セレクト製氷」も搭載。飲料用の大きめの氷や、水筒に入れられる小さめの氷など、使いたいシーンに合わせて製氷ができます。氷の形にもこだわり、ダイヤモンドカットのような多面形を採用しています。
使い勝手の面では、ユニバーサルデザインの視点に立ち、ドアの閉め忘れを防止するため、ドアが閉まる手前で冷蔵庫本体に引き込む構造の「ドアクローズ」を冷蔵室に採用しました。加えて、業界で初めて*1、閉じる時の衝撃を吸収しゆっくり静かに閉じる「ソフトクロージング機構」も搭載しました。さらに、ドアが開いている時には冷蔵室ドア下部のランプが点灯することで半ドア状態が目ですぐ確認できるようになりました。こうした機能により、総合的にドアの開閉状態を管理することができます*3。
基本性能では、現在の「プロフリーザ!」に採用している冷却システム「V3-Techno(ブイスリー・テクノ)」を引き続き採用、加えて業界で初めて*1圧縮機の低回転時に振動を抑える新制御他を搭載することで、省エネと低騒音とを同時に実現。消費電力量においては10年前の当社同等機種と比べ約1/6*4に低減しています。
このほか、庫内クリーン機能としては業界で初めて*1「ナノチタン触媒」をフィルターに活用し、「全室脱臭&除菌」を実現しています。
*1 |
2004年9月13日現在。家庭用冷凍冷蔵庫において |
*2 |
従来機種R-KF40RPAMにおける通常冷凍時との比較。冷凍したほうれん草を解凍後、ビタミンCの残存率を比較 |
*3 |
ドアクローズ&シグナル機能は、R-SF47/42TPAMのみ搭載 |
*4 |
R-S43MD6(約980kWh/年)との比較 |
希望小売価格及び発売時期
商品名 |
型式 |
定格
内容積 |
本体
希望
小売
価格 |
発売
時期 |
月産台数 |
Theプロフリーザ! |
ツインドア |
R-SF47TPAM |
465L |
オープン
価格 |
11月
中旬 |
10,000台 |
R-SF42TPAM |
416L |
オープン
価格 |
11月
初旬 |
15,000台 |
シングルドア |
R-S42TPAM |
415L |
オープン
価格 |
12月
初旬 |
10,000台 |
|
開発の背景
301L以上の大型冷蔵庫市場に占めるツインドアの比率は、2003年度約20%、2004年度30%にまで達成すると予測しています(日立推定)。これは、昨年2月に日立が業界に先駆けて発売したツインドア冷蔵庫「キッチンフィット」に続き、昨年10月に発売した「プロフリーザ!」が、大容量ながら奥行が薄く省スペースのツインドアという新しい需要を創出してきたことが契機となっています。そこで今回、このコンセプトを継承しながら、冷凍機能や使い勝手をより進化させたツインドアタイプの冷蔵庫として発売するものです。
冷凍食品の生産量が高水準で推移している中で、定番である弁当のおかず類のほか、近年は麺類や軽食系・冷凍野菜など多様化を極め、増加しています。この背景には、冷凍食品に対して「簡便さ」から「おいしさ」を追求し、消費者の意識が変化してきたことが挙げられ、これに合わせるように冷凍食品の高品質化、高級冷凍食品の増加などが冷凍食品の使用に拍車をかけていると考えます。
一方、ホームフリージングも省手間・節約志向の広まりから一般化しており、当社の調査でも約9割の家庭で実施している反面、味に対する不満は強く、「ホームフリージングはよくするけど、おいしくできない」という意見が今までのホームフリージングの実態と分析しました。これは通常冷凍(-18℃)では冷凍スピードが遅いため、食品細胞中の水分子が凍りきらずに細胞内を動き続けて大きな氷の塊となり細胞を破壊してしまうためです。
また、家族のドア開閉による保存食品の温度上昇など、保存の仕方による食品の品質のばらつきが多く見受けられ、保存方法を見直す必要が出てきました。
日立ではこれらの冷凍関係の使用実態やニーズを調査・分析し、市販の冷凍食品およびホームフリージング食品のうまみ成分の劣化や変質を抑えるために、約-40℃の冷気を活用した「トリプル新鮮冷凍」システムを採用しました。ドア開閉などによる温度上昇を最小限に抑え、凍結から低温維持まで、冷凍のシステムとして完成することで理想的な冷凍保存を実現しました。
ニーズが高い製氷にも対応し、「給水量の調整」と「製氷皿を給水後に揺らす制御」を採用することで、氷の大きさを「大きめ」と「標準」に変えられる「セレクト製氷」を実現しました。
冷凍室の収納性も継承し、食品のサイズにあわせて収納ができ、小物が迷子にならない独自の薄型トレイを活用した4段フリーザーを引き続き採用しています。
また、ご家庭において、子供の閉め忘れによる半ドアや食品の挟まりによる半ドア現象が起きている場合がありますが、長時間放置すると食品の鮮度保持低下や電気代上昇への影響が心配されます。最近、高級自動車の「半ドア防止機構」や高級システムキッチンに採用されている「ソフトにドアを閉める機構」など、新しいドア機構で顧客ニーズに対応している事例もあり、今回、業界で初めての「ドアクローズ&シグナル」システムを採用しました。
加えて、ブロードバンドの普及を背景にインターネットを活用したホームネットワーク対応となっています。パソコンや通信アダプタセットなど必要な機器、環境を準備いただければ、「冷蔵室、冷凍室の運転状況の確認」、「タイマー機能による運転モード変更」、「電気代めやす、ドア開閉回数の確認ができる省エネチェック」など様々なサービス(会員向け有料)がご利用いただけます。
主な仕様
形式 |
R-SF47TPAM |
R-SF42TPAM |
R-S42TPAM |
定格内容積 |
合計 |
465L |
416L |
415L |
冷蔵室 |
242L |
221L |
218L |
野菜室 |
96L |
85L |
82L |
冷凍室 |
127L |
110L |
115L |
外形寸法 |
幅 |
650mm |
650mm |
600mm |
高さ |
1819mm |
1819mm |
1798mm |
奥行 |
669mm |
619mm |
665mm |
冷蔵室扉形態 |
ツインドア |
シングルドア |
トリプル新鮮冷凍 |
○ |
セレクト製氷 |
○ |
ドアクローズ |
○冷蔵室ドア |
− |
ドアシグナル |
○冷蔵室と冷凍室の
ドア開時に点灯 |
− |
自動製氷機 |
○(浄水機能・製氷おそうじ機能付き) |
冷却システム |
V3-Techno(ブイスリー・テクノ)+圧縮機の低速制御 |
ネットワーク対応 |
○ |
外装色 |
クリアステンレス(SS)
パールホワイト(W)
ローズベージュ(C) |
パールホワイト(W)
ローズベージュ(C)
左開きも同じ |
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関連情報
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お客様お問い合わせ先
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お買物相談センター 電話 : 0120-312111(フリーダイヤル)
| | お問い合わせ先 |
日立ホーム&ライフソリューション株式会社 冷熱事業部 冷蔵庫事業企画部 [担当:玉川]
〒105-8410 東京都港区西新橋2-15-12 日立愛宕別館
電話 : (03)3506-1699(ダイヤルイン)
以上