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2004年6月28日

ポーランド・コゼニッチェ発電会社向け脱硫設備を受注

日立製作所電力グループ(グループ長＆CEO：眞野重治／以下、日立)は、ポーランド共和国(以下、ポーランド)ポルテゴ社(Poltegor Engineering Ltd.)と共同で、ワルシャワ近郊で運転中のコゼニッチェ発電会社(Elektrownia"Kozienice"SA)石炭火力発電所4～8号機(200MW/5基)向け脱硫設備を受注しました。契約金額は約40億円で、本脱硫設備は2007年3月から使用開始される予定です。

欧州では、2008年1月より石炭火力発電所から排出される硫黄酸化物(SOx)および窒素酸化物(NOx)の規制が強化されるため、欧州各国は脱硫設備の設置などの対策を進めています。脱硫設備は発電所から排出される排気ガスに含まれているSOx等を9割以上除去できるため、2008年1月の規制強化に向け、今後も需要が高まるものと思われます。

今回日立が脱硫設備を納入するコゼニッチェ発電所は、ワルシャワ南方80kmに位置し、10基2,860MWの出力を有する石炭火力発電所です。今回日立は、ポーランドにおいて最大容量で、欧州でも最大級のとなる800MWの脱硫設備を納入します。また今回の納入において、日立は欧州では初めて脱硫設備の製造、据付、試運転までを一括して請負います。脱硫設備の製造は、子会社のバブコック日立株式会社(取締役社長：小川隼人)が行います。

今後も日立は、今回の受注を契機に欧州市場への積極的な事業展開を行い、受注拡大に努めます。

お問い合わせ先

株式会社日立製作所　電力グループ国際電力営業本部欧州部　[担当：篠原]
〒101-8010　東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地
TEL 03-5295-5179(ダイヤルイン)

以上

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