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2004年5月11日
コンサルティングサービスのメニューをEAベースに一新
「ITシステム最適化コンサルティング」と
「業種別システム最適化コンサルティング」として体系化
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下 日立)は、このたび、従来から提供してきたコンサルティングサービスのメニューを、ITシステムの全体最適を実現するための概念である「エンタープライズ・アーキテクチャ」(以下、EA)をベースに一新し、経営分析からIT戦略立案、アーキテクチャ設計、システム開発、そしてその運用までをトータルに提供する「ITシステム最適化コンサルティング」と、公共分野や金融分野、産業・流通分野といった業種に特化した経営分析やシステム化要件の整理を行う「業種別システム最適化コンサルティング」として体系化し、5月13日から提供開始します。
これらのコンサルティングサービスは、高信頼かつビジネスの変化に即応した最適なシステムを構築できる環境をお客様に提供する当社のサービスプラットフォームコンセプトHarmonious Computingで技術ノウハウを活用し、提供していきます。
急速に進展するビジネス環境の変化に伴い、情報システムの統合や分割などが必要な状況が増えてきています。この変化に対応するためには、情報システムの柔軟性を保持することが急務です。しかしながら、情報システムの変更にあたっては、現在のシステムの状況や、新たなIT投資の効果、さらに、将来を見据えたシステムの導入・維持・運用方針を的確に判断していくことが必要となっています。そのような中、政府をはじめ、公共分野を中心に、情報化投資の最適化などを目的としてEAによるシステム構築が積極的に検討されており、今後、企業などへ適用範囲が急速に広がることが見込まれています。
当社は、従来から情報システム統合計画技法「HIPLAN」*1やシステム開発方法論「HIPACE」*2にもとづき、IT投資計画の最適化を目的としたコンサルティングサービスを提供してきました。今回、そのサービスメニューを、EAベースにした「ITシステム最適化コンサルティング」として一新しました。また、2003年10月から公共分野向けにEAをベースにしたコンサルティングサービス「公共システム最適化コンサルティング」を提供していますが、今回、この「公共システム最適化コンサルティング」を「業種別システム最適化コンサルティング」のメニューの一つとするとともに、新たに金融分野向けの「金融システム最適化コンサルティング」と、産業・流通分野向けの「産業・流通システム最適化コンサルティング」を加えました。これらのコンサルティングサービスにより、業種によって異なるノウハウを活かし、全体のITシステム分析や今後のシステム最適化の方針・目標の作成支援、移行計画の策定、さらには、運用に関する方針策定までをトータルに提供します。
*1 |
HIPLAN |
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業務と情報システムを一体のものととらえ、情報システムの上流工程をプランニングする日立の情報システム統合計画技法 |
*2 |
HIPACE |
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システムの計画・設計・開発・保守などのライフサイクルを対象として体系化された日立の開発方法論 |
「ITシステム最適化コンサルティング」の概要
企業の経営戦略を踏まえ、IT投資計画を策定し、IT資産を対象とした構築や運用といったITガバナンスを支援します。加えて全体最適化の観点から、導入効果についての評価、運営体制や実施計画の立案、IT戦略への整合性に関する評価、アーキテクチャの定期的な見直し、アウトソーシングによるシステム運用や、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)*3の適用に関する支援およびアセスメントサービスを提供します。
*3 |
ITIL |
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ITサービスマネジメントのベストプラクティスを集めたフレームワークのこと。1980年後半に英国の政府機関が作成・文書化をし、IT運用における実際の知識・ノウハウが集約されているもの。当社は、日本におけるITIL推進団体itSMFJapanの設立企業の一つです。 |
「業種別システム最適化コンサルティング」の概要
従来から提供してきた各業種向けのコンサルティングサービスで培ったノウハウをもとに、EAベースでの業種別ITシステムの最適化を支援します。
1.「金融システム最適化コンサルティング」
各業務アプリケーションをビジネスやサービス単位に部品化(コンポーネント化)し、これらの業務アプリケーションを既存のシステム資産も含めて柔軟に連携させるために、長年の金融システム構築で蓄積したノウハウをもとに開発した参照モデルにもとづく最適なコンサルティングサービスを提供します。
2.「産業・流通システム最適化コンサルティング」
経営から業務への計画策定や評価を統一的な視点で行うためのIT投資や戦略の策定を支援します。また、SFA*4、SCM*5にもとづく参照モデルや、レガシーシステム再生支援といった実績のあるソリューションを活用し、産業・流通分野における最適なコンサルティングサービスを提供します。
3.「公共システム最適化コンサルティング」
電子政府・電子自治体実現へ向けた、業務、データ、運用の見直し、最適化計画策定、システム化計画の立案を、EAをベースに行います。本コンサルティングサービスは、2003年11月から既に提供しています。
*3 |
SFA(Sales Force Automation) |
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情報技術を活用し、顧客情報や営業の進捗度などを管理して、営業部門の生産性を高める仕組み |
*4 |
SCM(Supply Chain Management) |
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取引先との受発注や社内部門の業務をコンピューターを使い統合管理する経営手法 |
価格及び提供時期
サービスメニュー |
価格 |
提供時期 |
○ ITシステム最適化コンサルティング |
個別見積 |
2004年5月13日 |
○ 業種別システム最適化コンサルティング |
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・金融システム最適化コンサルティング |
・産業・流通システム最適化コンサルティング |
・公共システム最適化コンサルティング |
提供済み |
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他社所有商標に関する表示
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ITIL(R)は英国政府OGC(Office of Government Commerce)の登録商標です。 |
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その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。 |
以上