ヘッダをスキップ  Global Sites
    お問い合わせ    ニュースリリース    サイトマップ Japan Site
ここからグローバル・ナビゲーション |  ホーム  |  製品・サービス  |  日立について   |グローバル・ナビゲーションここまで


ページタイトル

ニュースリリース



ここから本文
 
このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
 
2004年5月6日
 

ビジネス環境の変化に柔軟に対応する
大型計算機システムの次世代運用管理技術を開発

-サービス稼動率の中長期未来予測を導入-
 
 
 
  日立製作所中央研究所(所長:西野 壽一、以下:日立)は、このたび、データセンタや大規模企業管理システムに向けて、負荷が変動する複数のサービスに対応可能な、大型計算機システムの次世代運用管理技術を開発しました。開発技術は、(1)サービスの負荷が急増した場合に、中長期未来予測に基づいて、他のサービスで利用していたリソース(サーバ、ストレージ)を自動的に融通する技術、(2)予想を大きく超える負荷に対して、新たなサーバを簡便に追加する技術です。本成果は、今後の大型計算機システムに要求されるビジネス環境の変化に柔軟に対応可能な、高効率、低コスト運用管理技術です。
 
  急速に拡大している情報化社会は、私達の目に触れる情報端末やサービスに加えて、情報を伝える通信基盤と、バックヤードで大規模な情報処理を行う大型計算機システムで構成されます。近年、データセンタや大規模企業管理システムに代表されるように、一組の大型計算機システムで複数のサービスを担うようになると、個々のサービス負荷の変動を考慮して、処理速度の低下やシステムダウンのリスクを避ける対策が必須となっています。このため、サービス数の制約や、リスクを見込んだ過剰な初期設備導入が、次世代大規模計算機システムの課題となっていました。
 
  このような背景から、日立では、ビジネス環境の変化に即応した柔軟なシステムや運用を実現し、ユーザがコアビジネスに集中できる環境を提供する"Harmonious Computing" のコンセプトに基づいて、新たな大規模計算機システムの運用管理技術を開発しました。開発した技術は、負荷の増大によって新たな計算機能力を必要とするサービスに対し、柔軟にリソース(サーバ、ストレージ)を供給することを可能にする技術です。技術の内容は、以下の通りです。
 
(1)中長期未来予測によるリソースの動的追加技術
あるサービスにリソース増強が必要になったとき、中長期に亘る各サービスの稼働履歴から、他のサービスの質を維持可能な範囲で融通可能なリソースを予測します。この予測結果を運用管理最適化の判断(ポリシー)に反映し、リソース増強が必要となったサービスへ、他のサービスから動的にリソースを追加します。
 
(2)ネットワーク情報の自動管理によるサーバの簡易追加技術
予想を大きく超える負荷に対しては、サーバの追加が必要です。新規サーバを追加する場合に、従来人手に頼っていたネットワーク構成の変更を自動化することによって、簡便にサーバを追加導入する技術です。
 
  開発した中長期未来予測によるリソースの動的追加技術の効果をシミュレーションした結果、約40%の計算機能力の拡大を実現できる見通しが得られました。また、サーバの簡易追加技術によって、サーバの追加の際に従来2時間程度かかっていたネットワーク構成の調整を数分で実施できる見通しが得られました。
 
  今回開発した技術はデータセンタをはじめとする大規模サービスの構築に必要な、さまざまな大型計算機システムに適用することが可能です。今後ますます大規模化が進む大型計算機システムの運用効率化やコスト削減の核となる技術です。
 
 
 
以上
 
アドビ・リーダーのダウンロード PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)のAdobe(R) Reader(R)が必要です。
 
本文ここまで


日立トップページへ

検索 by Google

 > 詳細な検索
ここからローカル・ナビゲーション
ニュースリリース総合

経営

決算

コメント

人事

研究開発

電子デバイス

情報通信

電力・産業システム

計測器・半導体製造装置

デジタルメディア

白物家電

新規事業ほか
ローカル・ナビゲーションここまで




ページトップへ

 
ここからフッタ  | サイトの利用条件 | 個人情報保護ポリシー | 更新履歴 | フッタここまで

© Hitachi, Ltd. 1994, 2004. All rights reserved.