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2004年3月17日
マイクロソフト株式会社
株式会社 日立製作所
マイクロソフトと日立製作所、
「Microsoft(R) Operations Manager 2005」と
統合システム運用管理ソフトウェア
「JP1」の連携の
共同検証および
ソリューションの提供で合意
〜 Windows(R)プラットフォームの運用管理効率を向上 〜
マイクロソフト株式会社（代表執行役 社長：マイケル ローディング、以下：マイクロソフト）と、株式会社 日立製作所 情報・通信グループ（グループ長＆CEO：古川 一夫、以下、日立）は、マイクロソフトが現在開発中のWindowsプラットフォーム上のシステム管理ソフトウェア「Microsoft Operations Manager 2005」の技術評価の共同実施、及び、日立の統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」との連携ソリューションを提供することで合意しました。
近年、基幹業務システムをはじめとしたミッションクリティカルなシステム環境においてはWindowsプラットフォームの採用が加速しており、Windowsプラットフォームと既存のUNIXシステム、Linux等を含めたオープンプラットフォーム環境における統合的なシステム管理ソリューションに対する要望が高まりつつあります。本連携ソリューションはこのような要望に応えるエンタープライズシステム向けの技術であり、マイクロソフトでは拡張性にすぐれたアプリケーションの構築、展開、運用を簡素化し、自動化することを目的としたDSI（Dynamic Systems Initiative）、日立ではビジネス環境の変化に即応できる柔軟かつ高信頼なIT環境を実現し、ユーザがコアビジネスに集中できる環境を提供する、サービスプラットフォームコンセプトHarmonious Computingの実現に向けた取り組みの一環と位置付けています。
今回両社は、「Microsoft Operations Manager 2005」と「JP1」において、サーバーシステムの監視と運用管理情報を連携させるソリューションを提供することで、「Microsoft Operations Manager」が監視、管理を行うWindowsシステムに関する管理情報と、「JP1」が運用管理を行うマルチプラットフォームでのハードウェア、ミドルウェア、アプリケーションに関する管理情報の双方を連携したシステム運用管理を実現していきます。これにより、Windowsプラットフォームも含めたオープンプラットフォーム環境での統合的かつ管理対象をより広げたシステム運用管理が可能となります。
今回の具体的な合意内容は以下の通りです。
| 1.「Microsoft Operations Manager 2005」の早期評価と技術検証 |
| 両社は本連携ソリューションの提供に先立ち、マイクロソフトが開発を進めているMicrosoft Operations Manager 2005の早期技術評価を共同で実施し、監視対象ソフトウェアとの連携機能開発に向けた技術情報交換、検証を実施します。 |
| 2.「Microsoft Operations Manager 2005」と「JP1」の連携ソリューションの提供 |
| 両社は、評価と検証結果に基づき「Microsoft Operations Manager 2005」と「JP1」を接続するためのソリューションを提供します。これにより、「Microsoft Operations Manager 2005」と「JP1」の間で、システム警告情報やサーバーシステムの監視、動作状況等のシステム運用管理情報の相互連携が可能となり、「Microsoft Operations Manager 2005」で取得したWindowsプラットフォームのシステム情報を「JP1」から統合的に監視するなどの運用が可能となります。 |
| 3.マーケティングの実施 |
| マイクロソフトと日立は本連携ソリューションを実用化し、ミッションクリティッカルな分野でのWindows Server 2003関連ビジネスの加速化に向け、セミナーを共同で実施するなどのマーケティングへの取り組みを進めていきます。 |
| ■「Microsoft Operations Manager」について |
| Microsoft Operations Manager はWindows Serverオペレーティング システムや Active Directory サービスなどの Windows Serverに含まれる各種コンポーネント サービス、および Exchange Server や SQL Server等、 Windows Server Systemの運用管理を実施するためのエンタープライズシステム向け管理ソリューションです。マイクロソフトは現在、Microsoft Operations Manager 2005の開発を行っています。 |
| ■統合システム運用管理「JP1」について |
| 「JP1」は、お客様がシステムの規模や複雑さを意識することなく、ビジネスの変化に容易に対応して安心してコア業務に集中できる環境を提供する、日立のサービスプラットフォームコンセプトHarmonious Computingに基づいた製品です。Windows、UNIX、Linuxなどのオープンプラットフォーム環境における統合システム運用管理ソフトウェアとして、ポリシーベース自律運用に向け、ビジネスを止めない高稼働・高信頼性、安全なサービスの管理、効率の高いサービス管理による運用管理コスト削減を実現します。管理機能として「統合」「ジョブ」「アベイラビリティ」「ネットワーク」「セキュリティ」「資産・配布」「ストレージ」の７つの分野をサポートしており、幅広いシステム運用管理が可能です。 |
以上
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