日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川一夫、以下、日立)は、このたび、営業店システム「FREIA21」に金融機関における営業店セールス機能を大幅に強化した次世代統合チャネルソリューション「FREIA21+(フレイア21プラス)」を、2004年3月1日から販売開始します。
「FREIA21+」は、システム基盤としてJ2EE(*)を採用し、インターネットバンキング等のダイレクトチャネルと営業店窓口端末等のリアルチャネルを連携し、顧客情報の有効な活用を支援するものです。これまで金融機関が進めていたイメージ処理を中心とした事務効率化によるコスト削減に加え、業務プログラムのコンポーネント化および業務フローの定義を容易にした開発基盤により、複数の顧客サービスを連携させ、顧客サービス強化を図るチャネル統合システムを短期間・低コストで実現します。
*:Java 2 Platform, Enterprise Edition:エンタープライズ向けのJava開発実行環境 |
これまでの銀行を中心とした金融機関では、事務のローコスト化や厳正化、顧客接点の拡大をねらいとしたインターネットバンキング等のダイレクトチャネルの整備による顧客サービスチャネルの拡大を図ってきました。しかし、昨今では、コスト低減や顧客サービスチャネルの拡大に加え、時間、場所、目的等、顧客の状況毎に最適なチャネルへの誘導を行うことや、CRMを活用してタイムリーに資金運用情報や新商品情報を提供することを目的としたカスタマーエクスペリエンス(CE)の向上が、顧客サービスチャネルの大きな目標となってきています。
現在提供中の営業店システム「FREIA21」は、イメージ処理技術を活用し、伝票イメージデータをシステム間で連携させることにより事務の効率化・省力化および取引の厳正化を実現しており、都銀、地銀をはじめとした多数の金融機関で採用されています。
「FREIA21
+」は、今回新たに、J2EE基盤上でのチャネル統合を実現するソフトウェア、セルフサービス指向オペレーションを促進するハードウェアや、営業店改革・チャネル統合の検討を支援するチャネルプランニングコンサルテーション等、チャネルシステムの計画から開発、運用までのソリューションを提供し、顧客サービスの高度化を実現する新たな金融機関営業チャネルの構築、運営を支援します。
次世代統合チャネルソリューション「FREIA21
+」の主な特長は以下の通りです。