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2003年12月25日
アサヒビジネスソリューションズ株式会社
株式会社 日立製作所
ベリタスソフトウェア株式会社
 

アサヒビールグループ内情報システムの統合運用サービスを開始

TCO削減と柔軟かつオープンな運用管理環境を実現
 
 
 
  アサヒビールグループのシステム開発とメンテナンスを担当するアサヒビジネスソリューションズ株式会社(本社:東京都墨田区、社長:池田昌弘、以下、アサヒビジネスソリューションズ)は、アサヒグループ内情報システムのTCO削減と柔軟かつオープンな運用管理環境の実現を目的に、株式会社 日立製作所 情報・通信グループ(本社:東京都千代田区、グループ長&CEO:古川 一夫、以下、日立)、およびベリタスソフトウェア株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木村裕之、以下 ベリタスソフトウェア)との共同で、グループ内情報システムに対応する統合運用監視システム及び統合バックアップシステムを構築し、これらのシステムを基盤とした統合運用サービスを7月から開始しました。
  本サービスは、アサヒビール株式会社(本社:東京都中央区、社長:池田弘一、以下、アサヒビール)及びアサヒ飲料株式会社(本社:東京都墨田区、社長:萩田伍、以下、アサヒ飲料)の各社内システムに対して適用され、今後順次グループ内での適用範囲を拡大していきます。
  なお、本サービスの基盤となる各システムには、統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」、及びデータプロテクションソフトウェア「VERITAS NetBackupTM」が使用されています。

  近年、ITによる業務の効率化や業務サービスにおける付加価値の追求などにより企業の情報システムは大規模かつ複雑化する傾向にあり、これらのビジネス変化に対応して順次構築するシステム毎に特化した運用環境を導入すると、その度に重複するIT投資や運用コストが発生します。
  このような状況を改善するためアサヒビールグループでは、経営環境の変化により情報システムに変更が生じた場合でも、TCO削減と柔軟かつオープンな運用管理環境の実現を目指した標準ITインフラストラクチャ構想(*1)を具体化し、運用環境の検討を実施しました。
  その結果、国内市場では統合システム運用管理ソフトウェアのデファクト・スタンダードである「JP1」と、ワールドワイドシェア No.1を誇るデータプロテクションソフトウェア「VERITAS NetBackup」を採用した運用環境の構築を決め、これらのソフトウェアを適用した統合運用監視システムと統合バックアップシステムの構築を推進したものです。
 
*1 標準ITインフラストラクチャ構想: オープン性や柔軟性を兼ね揃えた、アサヒビールグループの経営環境に対して柔軟に対応できる標準的なITインフラストラクチャ環境の整備
 
  統合運用サービス、及びその基盤となる統合運用監視システム、統合バックアップシステムの特長は以下の通りです。
 
統合運用サービスの特長
    統合運用サービスは、「JP1」と「VERITAS NetBackup」を活用して包括的な運用業務のソーシングサービスを提供する事で、サービス価値の最大化を実現するものです。グループ内に散在するシステムは、システム規模や重要性、利用する技術やそれに伴う運用形態などに多様な特徴を持っていますが、本サービスにより各システムのサービスレベルに応じた運用サービスを汎用的に提供する事が可能になります。さらに運用業務もオペレーションセンタにより一元的に管理致します。
  ・ 標準ITインフラストラクチャを利用した開発サイクル短期化に伴うTCO削減
  ・ 運用プロセスの標準化に伴う運用コストの削減
  ・ サービスメニューの設定による適切な運用コストの算出
  ・ 標準的なツールを利用する事による技術力の蓄積

統合運用監視システムおよび統合バックアップシステムの特長
    本システム構築にあたり、システムのサービス・クォリティ維持するために高精度かつ高信頼に監視し管理する「JP1」とデータプロテクションソフトウェア「VERITAS NetBackup」を利用することで、効率的なシステム運用管理およびバックアップを実現しました。

  「JP1」による運用管理の特長は、各管理機能を管理者の目的や視点に合わせて一元的に利用できることや、各アプリケーションの稼働性能やリソース、プロセスを常時監視することでシステム性能を維持し、性能低下などを未然に防ぐプロアクティブな管理を実現できる点です。

  「VERITAS NetBackup」は、スケーラブルな3層アーキテクチャで構成された、マルチプラットフォーム対応のバックアップ/リカバリソフトウェアです。優れたスケーラビリティを有しデータセンターレベルの厳しい要求に対応可能です。オフサイトデータ保護までを含む煩雑なバックアップリカバリプロセスを自動化し、高速で信頼性の高いデータプロテクションを実現します。高度な機能を有しながら、直感的で分かり易いインターフェースを使って設定可能であることも大きな特徴です。

  今後アサヒビジネスソリューションズは、システム拡張にともなうパフォーマンス最適化要求への対応や、管理負担の軽減によるROI向上、データ増大に伴うさらなる効率のよいバックアップを実現するため、日立、ベリタスソフトウェアと協調して順次システムの拡張と運用管理の充実を行っていく予定です。またグループ内の他社のシステムについても適用範囲を拡張していきます。

アサヒビジネスソリューションズ ソリューション本部 システム技術室長 矢吹 真治氏
    「日立のJP1とベリタスソフトウェアのNetBackupは我々が推進する標準ITインフラストラクチャ構想を実現する上で重要なポジションを担っています。市場競争力を持つサービスを適正な時期に適切なコストで提供する事は、我々が実現すべき重要なミッションです。統合運用サービスはこの要求を着実に満たすサービスとして実現されています。」
 
  なお、本サービス及び基盤システムの構築に対し、アサヒビール殿から以下のコメントを頂いています。
 
アサヒビール株式会社 管理本部 IT部長 奥山 博氏
    「アサヒビールにとって、ビジネスの継続性を追及する事はお客様に信頼された企業である事を求め続けるための大切なテーマです。そのためにもシステムは信頼を獲得しつつ競争力を持つ事が必要とされます。今回、アサヒビジネスソリューションズが、日立とベリタスソフトウェアを採用して統合運用サービスを提供する事により、我々の期待するサービスレベルを常に獲得できるものと期待しています。」

※上記記載の製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
 
 
以上
 
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