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2003年11月4日
韓国・現代重工業からガスタービン発電設備を受注
日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&CEO:斉藤 荘蔵、以下、日立)は、このたび、大韓民国(以下、韓国)・現代重工業株式会社(以下、現代重工)から、「H−25型」(*1)ガスタービン発電設備(3基)を受注しました。受注金額は合計で約30億円です。
現在、石油・ガス開発の大型プロジェクト計画が、EPC契約(*2)として世界諸地域にて組成・発注されており、韓国や欧州等の有力EPC会社が相次いで受注しています。こうした大型プロジェクトでは、電力供給用にガスタービン発電設備が複数台の規模で必要になってくることから、最近は、ガスタービン発電設備の需要先として注目すべきマーケットとなっています。
こうした中、韓国の有力EPC会社である現代重工は、ナイジェリア・ボニー島にてシェル・ペトロリウム・ディベロップメント・カンパニー・オブ・ナイジェリア・リミテッド社(ロイヤル・ダッチ/シェルグループ子会社)が進めているボニー・ターミナル集約プロジェクトをEPC契約として受注しました。このプロジェクトにおいて、日立は、原油船積み出荷設備への電力供給用として、「H−25型」ガスタービン発電設備を納入します。
日立は、今回の受注を足がかりとし、石油・ガス開発プロジェクトを請負うEPC各社に対し、受注活動を積極的に展開していきます。
(*1) |
「H―25型」ガスタービン発電機は、日立が独自開発したガスタービン発電機(定格出力27.5MW)で、同クラス最高水準の性能を誇ります。特に、排熱回収ボイラとの組み合わせによる複合サイクル発電プラントとして最高の熱効率が可能となるように設計されており、高効率の熱併給発電設備とすることも可能です。ガスタービンを構成する空気圧縮機、燃焼器およびタービンの各要素についても、これまで日立が蓄積してきたノウハウと研究開発の成果が反映されており、高い信頼性と性能を実現しています。 |
(*2) |
EPC契約:Engineering(設計)、Procurement(調達)、Construction(建設)を含む、プロジェクトの建設工事請負契約を指す。プロジェクト事業会社と建設工事請負会社との間で結ばれる主要な契約。 |
以上