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2003年10月7日
株式会社 日立産機システム
日立産業用インバータ「SJ200シリーズ」を発売
小型高トルクで、使いやすさを大幅に向上
日立産業用インバータ「SJ200シリーズ」
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株式会社日立産機システム(取締役社長:椎木清彦/以下日立産機)は始動トルク200%以上のパワフル運転を実現し、使いやすさを大幅に向上した小型・高トルクインバータ「SJ200シリーズ」11機種(適用モートル0.2〜3.7kW)を開発し、10月31日より出荷を開始いたします。
「SJ200シリーズ」は現在発売中の小型インバータ「SJ100シリーズ」の後継機種として位置付けられ、小型で高トルクの性能をそのままに、オペレータと制御回路端子を着脱可能とするとともに新トリップ防止機能を搭載し、使いやすさを大幅に向上させました。
汎用インバータの市場は省エネルギーニーズの一層の高まりや、健康・医療・福祉介護関連機器及び環境・生活関連機器など新たな用途への普及により2004年度には750億円以上(2002年度575億円)の市場規模に拡大すると予想されております。その中でも3.7 kW以下の小型インバータはインバータ市場の約85%(2002年度台数ベース)を占め、組込まれる機器の高機能・高性能化要求や新たな用途への対応により益々拡大する傾向にあり、操作・据付・配線などの面で「使い勝手の向上」へのニーズが強く存在しておりました。
「SJ200シリーズ」は「より使い易く、よりフレンドリーに」を製品コンセプトとして開発を行ないました。制御盤や機器組込みに便利な着脱式オペレータを採用し、延長ケーブルの追加だけでリモート操作を可能としました。制御回路端子も着脱可能な構造とし、コネクタ対応を可能としましたのでインバータの取り付け時の配線工数や交換時の作業工数を大幅に削減することが可能です。また、従来機種「SJ100シリーズ」では出来なかったインバータを左右方向に隙間無く並べるサイド・バイ・サイド設置を可能とし、取り付け面積を従来比で約54%削減することが可能です。1Hzでモータ定格トルク比200%の高トルクの実現と、新トリップ防止機能の搭載で始動・減速時でのインバータトリップ発生の大幅改善が可能となりました。低速域から高トルクを必要とする搬送機械、昇降機械などの各種機械での使用に最適です。
なお、本製品は11月11日から東京国際展示場(東京ビックサイト)で開催される「システムコントロールフェア2003」(主催:社団法人日本電機工業会、社団法人日本電気制御機器工業会)に出展いたします。
<主な特長> |
1. |
着脱式オペレータ、着脱式制御回路端子の採用によるユーザの機器設置の自由度向上と配線工数の削減の実現。 |
2. |
サイド・バイ・サイド設置で取り付けスペースを削減。 |
3. |
1Hz、モータ定格トルク比200%の高トルク運転。 |
4. |
新トリップ防止機能の搭載で始動時の過電流トリップ、減速時の過電圧トリップを未然に防止。パワフルで粘り強いトリップレス運転が可能。 |
5. |
新たに専用の小型ノイズフィルタを開発。本体へ内蔵した「ノイズフィルタ内蔵タイプ」も品揃え。ノイズフィルタ配線が不要となり、さらに配線工数を削減。 |
6. |
世界の主要規格に対応。(CE、UL、c-UL、c-Tick) |
7. |
RS-485通信ポートを標準装備。プロトコルは「Modbus-RTU」を採用。 |
8. |
減速時の制動能力を高める回生制動(ブレーキ)回路を内蔵。 |
9. |
風量や圧力制御に有効な「PID制御機能」搭載 |
<標準価格> |
SJ200-002LFR(三相200V級 適用モートル0.2 kW) |
56,800円 (税抜き) |
SJ200-037LFR(三相200V級 適用モートル3.7 kW) |
140,000円 (税抜き)
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以上