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2003年10月1日

日銀短観に関するコメント

本日発表された日銀短観では、大企業・製造業の業況判断指数が、２年９カ月ぶりにプラスに転じるなど、景況感が持ち直していることを示しており、日本経済の回復への期待感が現れているものと受け止めている。実際のビジネスにおいてもプラズマテレビをはじめとするデジタル家電や米国向けの輸出製品などにおいて明るさが見えはじめている。
しかし、昨今の大幅な為替変動の動きは、先行きへの不安感を産むものであるほか、米国の景気回復にも不透明さが残り、いまだ回復への道筋を確実にしたものとはいえないというのが実感である。

以上

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