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2003年8月27日
 

Webユーザビリティを評価するツールを開発

ユーザの声に基づく使いやすさの評価を低コストで実現
 
 
 
  日立製作所(執行役社長:庄山 悦彦)は、このたび、低コストで容易にWebのユーザビリティ(使いやすさ)上の問題点を把握できる評価ツールを開発しました。
  今回開発したツールは、バーチャルキャラクターが、Webページの使いやすさに関するユーザの声を集める役割を担い、ユーザの発言の促進を図ったり、ユーザの行動に即した質問をタイミングよく提示することによって、より有効なユーザの反応やコメントを収集することが可能になります。また、アクセスログのデータを同時に収集しており、定量的な分析も行えます。

  本ツールは、プロキシサーバ内に組み込むことを想定しており、評価対象サイトの改変は不要です。また、ユーザビリティの専門テスターが不要であることから、従来に比べ、低コストで、容易にユーザビリティ評価を行うことができます。
  当社では、本ツールを適用することによって、Webサイト構築時にユーザビリティ評価改善プロセスを導入することが容易になり、情報システムの機能の多様化、高度化にともない、今後ますます重要となるWebのユーザビリティの向上に役立つと期待しています。
  なお、本ツールは、2003年8月28日〜30日に東京ビッグサイトにて行われるグッドデザイン・プレゼンテーション2003にて展示される予定です。

■開発した評価ツールの特徴
  1. Webサイトの開発者自身によるユーザビリティ調査が実施可能(ユーザビリティの専門テスター不要)
  2. 評価ツールをプロキシサーバ内に組み込むため、評価対象サイトの改変は不要
  3. 聞き役を果たすキャラクターの存在がユーザの発言を促進
  4. ユーザの行動に即した質問を提示することにより、有用な反応、コメントを収集可能
    1. リアルタイムにユーザの行動をモニタリングすることにより、適切な質問や教示を提示可能
    2. ユーザの行動に即した質問・教示文とその提示タイミングを予め定義可能
  5. 「いらいらする」「困っている」など、より直感的な反応を収集
  6. アクセスログのデータを同時に収集しており、定量的な分析も可能

評価メイン画面 質問表示画面
評価メイン画面 質問表示画面
タイトルウィンドウ(右上)、入力ウィンドウ(左)、評価対象サイト表示ウィンドウ(右下)の3つで構成。 感情ボタン押下時など必要に応じてポップアップウィンドウを表示。
 
 
 
以上
 
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本文ここまで


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