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2003年8月26日
株式会社 日立製作所
Hitachi Consulting Corporation
日立コンサルティング社が北米でアウトソーシング事業を開始
株式会社 日立製作所(執行役社長:庄山 悦彦、以下、日立)の米国子会社である日立コンサルティング社(本社:米国ダラス、President:Michael Travis、以下、日立コンサルティング)は、8月25日から北米でアウトソーシング事業を開始します。
具体的には、顧客業務を支えるビジネスプロセス、情報システムの企画から設計/開発、及び運用や顧客を取り巻くIT資源の最適化を総合的に請け負います。
昨今、各企業ではグローバル市場での競争を有利に進めるため、事業内容の根本的な見直しを図り、より付加価値の高い事業分野への経営資源のシフトなどの検討が進められています。これを背景に、付加価値や生産性が高く、経営方針に即した企業情報システムの構築が必須となっています。
こうした中、日立は経営革新を目指す企業を中心に2001年12月から戦略的アウトソーシング事業を本格展開し、現在日本国内で14のデータセンタを所有、約500の企業にサービスを提供しています。本事業は本年1月に策定した中期経営計画「i.e.HITACHIプランII」における注力事業、「新時代のライフラインを支えるソリューション」の一つです。
日立コンサルティングは、日立のこのような日本での豊富な実績・ノウハウを活用しながらアウトソーシング事業を開始します。また、アウトソーシング・ソリューションと日立コンサルティングの強みである経営戦略コンサルティング、アプリケーション専門技術、ソフトウェア・エンジニアリング、及びプロセス・コンサルティングとを強固に連携させることにより、ITコンサルティングサービスも高付加価値化させることで、顧客に最適なソリューションを提供していきます。
また、当事業を開始するにあたり、日立コンサルティングでは、北米の日立グループ会社が利用しているアウトソーシング・ソリューションのインフラ環境もサービスの基盤として活用します。
日立コンサルティングが提供するアウトソーシング・ソリューションは、主に下記の3点です。
- ビジネス・プロセス・アウトソーシング・ソリューション:
職務能力や経験を必要とする、資材調達、財務会計、人事管理や顧客管理プロセス等、顧客業務に必要不可欠なビジネスプロセスの企画から設計/開発、及び運用まで請け負います。
- 拡張アプリケーション・アウトソーシング・ソリューション:
顧客が使用する市販アプリケーション、もしくは顧客で開発したアプリケーションを引き継ぎ、アプリケーションの運用を全体的に請け負います。
- 資源の最適化ソリューション:
顧客を取り巻くIT環境を綿密に調査し、顧客資源を最適にするソリューションを提供します。
■ Hitachi Consulting Corporation概要 |
・事業内容: |
IT戦略、BPR*1、CRM*2、SCM*3、ERP*4、e-ビジネス等のITコンサルティング、及びアウトソーシング(8月25日から) |
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*1 BPR(Business Process Re-Enginieering): |
業務効率、生産性向上を狙いとして業務全体を全面的に見直して再構築すること。 |
*2 CRM(Customer Relationship Management): |
効率かつきめ細かい営業活動を行うため、顧客に対する情報管理を高度化すること。 |
*3 SCM(Supply Chain Management): |
部品調達から生産・販売までの一連の流れを管理して、経営判断の迅速化を図ること。 |
*4 ERP(Enterprise Resource Planning): |
財務会計・人事などの管理業務、在庫管理なども生産業務、物流等の販売業務に関する企業に蓄積された情報を統一・管理し、効率的な経営を支援するためのシステム。 | |
以上