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2003年7月23日
日立中国有限公司
日立(中国)投資有限公司
株式会社 日立製作所
 

日立の還流式ATMを中国光大銀行に納入

 
 
 
  日立製作所の子会社である日立中国有限公司(以下、HCH)は、このたび、中国光大銀行(本店:中華人民共和国 北京市、以下、光大銀行)から還流式現金自動取引装置(以下、ATM)78台を受注しました。

  光大銀行は、中国国有企業グループである光大集団傘下の銀行であり、中国で初めて国際金融組織が出資した全国規模の株式商業銀行です。中国国内23省、36の経済都市に約350の支店や事務所を有しています。

  日立は、ATMをはじめ、ハードウェアからソフトウェア、各種サービスメニューまで自動機に関する広範な製品、サービスを提供しています。今回受注した還流式ATMは、日立が日本国内向けATMの開発で培ってきたノウハウを活かして、大小様々な紙幣のハンドリング/鑑別技術を確立し、世界各国の紙幣の取扱いを可能にした本格的な紙幣還流機構を搭載した製品です。
  本機構は、円や元、ドル、ユーロなど、世界各国の大小さまざまな紙幣の入出金にも対応し、搭載する紙幣カセットの数や組み合わせを変更するだけで、還流/非還流の切り替えや、取り扱う紙幣の種類の設定が自由に行えるなど、利用される場所や条件に合わせた設定が可能な、コンパクトかつ大容量の紙幣還流機構です。
 また今回受注した還流式ATMは、入金された紙幣を出金に回すなど、入出金を一台の装置で実現でき、銀行の運用コストの削減や業務効率の向上が図れます。また、インターネット経由で金融商品の販売などのサービスの提供も可能なことから、他行との差別化を図ったサービスの提供が行えます。

  日立は、2000年末に、中国の還流式ATM市場に参入し、現在、北京、南京、鄭州、広州など沿海都市の交通銀行、光大銀行、招商銀行などのお客様に導入されています。日立の還流式ATMは、高い性能と操作の容易さで、ユーザーから高い評価を受けています。また、2000年の北京金融展示会において、新紙幣還流機構を搭載したATMを初出展し、中国政府首脳や各銀行指導者から好評を博しました。

  日立は、銀行業務の合理化や資金運用の効率化、利用者の利便性向上等の面から、今後普及拡大が予想される還流式ATMの世界的展開を目指して市場の開拓を図るとともに、中国市場では、金融ソリューションのキープロダクトの一つとしてATMの拡販を進めていきます。
 
 
以上
 
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