株式会社日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ(グループ長&CEO:百瀬次生)は、このたび、マルチメディアコンテンツ管理ASPサービス「MediaSpace」の新サービスとして、店舗やショールーム、公共施設などの集客スペースをユビキタススポット化するために設置された各種ディスプレイに、インターネット経由で映像コンテンツを配信する「インフォメーションディスプレイサービス」を本日から販売開始します。
近年、店舗やショールーム、公共施設などの街角に設置されたディスプレイに、各種コンテンツを表示するサービスが多く見受けられるようになりましたが、ADSLやFTTHなどの高速ブロードバンド接続の急速な普及に伴い、ニュースや天気予報などのリアルタイム情報を表示したり、多拠点経営をしている企業では、現地へ赴くことなく遠隔地から一斉にコンテンツのメンテナンスを行い、運用・管理コストを低減したいというニーズが高まっています。
当社はこのようなニーズを踏まえ、当社が運営する「MediaSpace配信コントロールセンター」の管理サーバーに登録された表示コンテンツ群を、配信先に設置されたPCやセットトップボックスからインターネット経由で取得し表示することで、多拠点に向けたコンテンツ配信を容易に実施できる「MediaSpaceインフォメーションディスプレイサービス」を提供します。
当サービスにより、高額な専用回線や配信サーバーなどのインフラ設備を導入することなく、遠隔地のディスプレイに表示するコンテンツを本店や営業所などの管理拠点から一括コントロールすることが可能となり、店舗やショールームなどの集客スペースにおけるカスタマーリレーションの向上を実現します。
また、当サービスの展開にあたり、国内最大規模のコンテンツ配信ネットワークを運営する株式会社Jストリーム社(東京都港区/代表取締役社長:白石 清)との協業契約を締結し、同社配信ネットワークの活用や配信コントロールセンターの運営委託、ならびに両社共同による拡販活動を展開します。
なお、本サービスは、7月22日から23日まで東京国際フォーラムにて開催される「HITACHI-ITコンベンション2003」(
http://hitachi-itcon.com/)のユビキタスアクセスコーナーに出展し、デモンストレーションを実施します。
既に多くのご支持をいただいている当社のプラズマディスプレイや液晶プロジェクタ、液晶ディスプレイなどの製品群とあわせた総合的な映像ソリューションとして提供します。
このような当社製品との連動に加え、Jストリーム社との協業による配信ネットワーク事業者からのアプローチや、特定業種向けに特化したSI事業者の製品との連携を進めることで、幅広い業種へサービス展開します。