日立製作所 ユビキタスプラットフォームグループ(グループ長&CEO:百瀬次生)は、0.55型の高開口率透過型液晶16:9ワイドVGAパネルを採用し、業界最高水準である低騒音25dB、コントラスト比800:1を実現した家庭用液晶プロジェクター「PJ-TX10J」を8月下旬から発売します。日立は、本製品によりホームシアター向け市場に本格的に参入し、家庭用の高画質映像機器「

」のラインアップを強化していきます。
液晶プロジェクターの2003年度の市場規模は、全世界で約227万台(前年比121%)、そのうち日本国内は約23万台(前年比139%)と予測されます。またその中でも民生用市場は、全世界で約37万台(前年比185%)、そのうち国内は約6万台(前年比174%)と需要の拡大が予想されます。
家庭用液晶プロジェクターは主にビデオやDVD等と接続し、ホームシアターを迫力のある大画面映像で楽しむために使用されています。家庭内でじっくり映像を楽しむために、高画質、高コントラストはもちろんのこと、液晶プロジェクターから出る騒音や使い勝手、設置性などについての要望が近年高まっています。
今回発売する「PJ-TX10J」は、家庭用途にとって重要な設置性と静音性を重視して開発した製品です。業界初となる光学2倍ズームレンズを搭載した事により、部屋の広さに合わせて投写距離を調節できるので、リビングルームでもプライベートルームでも迫力ある大画面でホームシアターを楽しめます。また、従来プロジェクターはスクリーンに向かって正面に設置する必要がありましたが、上下左右の「レンズシフト機能」の搭載により、サイドテーブルや本棚の上など様々な場所に設置しても、大画面映像を正面から楽しむことができます。さらに液晶プロジェクターから出る騒音にも配慮し、静音化モード時(明るさ約20%ダウン)では業界最高水準の25dBを実現しましたので、映像に集中できる快適な視聴環境を提供します。
<「PJ-TX10J」の主な特徴>
- 業界初、光学2倍ズームレンズ搭載。
- 上下左右の「レンズシフト機能」により設置性を向上。
- 業界最高水準の25dBの静音設計(静音化モード時)。
- 前面排気方式採用により、快適な視聴環境を実現。
- プログレッシブLSIやフィルムモード、3次元Y/C分離回路を搭載し、高画質、高コントラスト映像を実現。