1.制度改訂の概要 |
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(1) 支給体系の見直し |
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現行の厚生年金基金制度における3つの加算年金と代行上乗せ部分である基本年金のプラスα部分を、60歳支給開始20年保証付終身年金である「第1年金」と、60歳支給開始5年または10年確定年金である「第2年金」の2つに再構築しました。
これにより、退職給付制度全体の約80%が経済情勢に応じて変動することとなります。 |
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(2) 支給カーブの変更 |
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特定の年齢・勤続年数で支給額が大きく上昇する現行の支給カーブを改め、キャッシュバランスプランにおける仮想個人口座の残高そのもの(=元利合計の勤続に対してリニアに上昇するカーブ)を支給カーブとしました。 |
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2.当社のキャッシュバランスプランの特徴点 |
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(1) 指標利率 |
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積立額ならびに年金額の計算に用いる指標利率は、10年国債応募者利回りの過去1年平均を使用します。指標利率の上下限は、下表の通りとしています。積立期間中、年金受給期間中とも、適用する利率は毎年見直しを行うこととし、経済変動に対してより柔軟に対応できる制度としました。 |
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(2) 年金受給の選択肢拡大 |
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年金の受給は60歳からの開始を基本としますが、高齢期のライフスタイルの多様化を踏まえて、50歳以上での退職時から65歳到達までの任意の時期においても開始できるようにしました。
また、有期年金である第2年金については、各人のニーズに合わせて支給期間を5年または10年のいずれかとすることができます。 |
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(3) 運営形態 |
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グループ会社7社との連合設立となります。
共通の運営主体を整備し、円滑な制度運営を行うという観点から、運営スキームは基金型を選択しました。 |