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2003年6月5日
神原秀記日立製作所中央研究所技師長がフェロー就任
株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山 悦彦)は、神原 秀記(かんばら ひでき)当社中央研究所技師長を、6月25日付で当社専門職の最上位の役員待遇職位である「フェロー」に就任する人事を決定しました。
神原技師長は、1972年に当社中央研究所に入社し、質量分析の分野で大きな成果をあげた後、1982年よりDNAシーケンサの開発をスタートしました。早くからキャピラリー(ガラス毛細管)電気泳動技術に着目し、グループを率いて「粗密配置」「マルチシースフロー」「マルチフォーカス」などの高集積化・高感度化の基本技術を次々と発表して常に世界をリードしてきました。米国アプライドバイオシステムズ社との提携による製品が、1997年に発売、1998年に出荷され、世界中のゲノム研究機関に採用されました。この製品は、従来技術を2桁上回る解析速度を有する高スループットDNAシーケンサです。これにより、ヒトゲノムの解読は当初計画よりも3年以上加速され、2000年6月にドラフト配列解読が、2003年4月には完全解読が成し遂げられました。現在も、テーラメード医療に向けた小型遺伝子解析装置やビーズアレイなどの新技術を次々と開発し、DNA解析技術の開発に力を注いでいます。
日立では、今後も絶えざる先端技術への挑戦を通じ、次の社会に新しい息吹を与えつづけていきたいと考えています。
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以上
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