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2003年5月29日
環境活動の評価基準を一新し「『GREEN 21』ver.2」を導入
国内外の日立グループ共通の環境評価項目を設定し、評価結果を公開
日立製作所(取締役社長:庄山 悦彦)は、このたび、日立グループ各社における環境活動を一定の評価基準に基づいて継続的な改善と活動レベルの向上を図るため「『GREEN 21』ver.2」を開始します。
当社では、1999年8月から2002年3月まで「GREEN 21」を実施しました。「GREEN 21」では、日立製作所および日立グループ各社の事業活動について、8カテゴリ、43項目について環境方針の展開度合いなど、一定の評価基準に基づいて点数評価することで、環境関連数値の継続的改善と活動内容のレベル向上を図るとともに、各事業における環境経営に役立ててきました。
今回導入した「『GREEN 21』ver.2」は、日立グループが自然と調和した企業コミュニティと循環型社会をめざした環境ビジョンである「グリーンコンパス」を実現することをめざしています。このため「グリーンコンパス」を実現するためのロードマップである「エコバリュープラン2010」にあわせて、サステイナブルビジネスモデル(*1)のカテゴリーを追加、環境適合製品の達成率などの新たな指標を追加したほか、評価方法を向上率から絶対数に変更し、また、国内、海外ともに活動内容、活動期間の統一化など行いました。
また、「『GREEN 21』ver.2」の開始とともに、グループ業績評価基準の社会的評価の一つとして、環境活動を追加しました。「『GREEN 21』ver.2」をベースに、各グループの適正な業績評価を行い、環境活動へのインセンティブとしています。
2002年度については、「『GREEN 21』ver.2」の新しい指標で評価すると、結果は377グリーンポイント(以下、GP)(*2)となり、昨年度の時点で評価した想定レベル320GPを大きく上回りました。しかし、カテゴリー別にみると、製品輸送の効率化などを評価する環境適合製品(エコプロダクツ)、循環型社会を構築する新しいビジネスモデルの取り組みなどについて評価するサステイナブルビジネスモデルについては、今後、計画の策定とその確実な実行など、さらなる取り組みの強化を図ります。
(*1) 循環型社会に貢献するビジネスモデル |
(*2) 各評価項目ごとに、活動レベルを点数化したもの |
■「GREEN 21 ver.2」について |
1.評価項目(8カテゴリー/53項目) |
評価項目は、環境ビジョンのカテゴリーと整合したエコマネジメントからサステイナブルビジネスモデルまでの8つのカテゴリー、53項目について評価します。 |
NO. |
カテゴリー |
主な評価項目 |
1 |
エコマネジメント |
環境マネジメント、行動計画、環境会計 |
2 |
エコマネジメント−リスクマネジメント |
法令遵守、自主基準の設定 |
3 |
エコマインド |
従業員への教育、啓発 |
4 |
エコプロダクツ |
製品・サービスのアセスメント、グリーン購入、物流 |
5 |
エコファクトリー−地球温暖化防止 |
サイトの省エネルギー |
6 |
エコファクトリ−−資源循環 |
廃棄物削減、化学物質管理 |
7 |
ステークホルダ−との共創 |
情報開示、コミュニケーション・コミュニティ活動 |
8 |
サステイナブルビジネスモデル |
体制、計画、製品リサイクル、環境修復活動 | |
2.目標値 |
絶対点評価の活動目標を設定しており、最終年度の2005年度は640GPです。 |
年度 |
2002 |
2003 |
2004 |
2005 |
GP |
320 |
426 |
533 |
640 | |
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以上
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