

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。
2003年5月26日
POWER4+プロセッサを搭載した科学技術計算向け高性能コンピュータ 「スーパーテクニカルサーバ HITACHI SR11000 モデルH1」を販売開始
スーパーテクニカルサーバ HITACHI SR11000 モデルH1 (32ノードモデル)
|
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川 一夫、以下 日立)は、このたび、流体解析や衝突解析、気象予測といった科学計算分野向けの高性能コンピュータ「スーパーテクニカルサーバ HITACHI SR8000シリーズ」(以下、「SR8000」)の後継として、TFLOPS(*1)級の演算性能と高性能ネットワークの組合せによる優れたシステムバランスを追求し、高い実効性能を発揮する、科学技術計算向け高性能コンピュータ「スーパーテクニカルサーバ HITACHI SR11000 モデルH1」(以下、「SR11000」)を開発し、5月28日から販売開始します。
1ノード(*2)に最新のプロセッサPOWER4+(1.7GHz)を16個搭載し、最小4ノードから最大256ノードまで、ユーザーの用途に応じたフレキシブルな構成が可能です。1ノードの最大理論演算性能は108.8GFLOPS(*3)で、最大システムである256ノードの最大理論演算性能は世界最高クラスの27.8TFLOPSであり、「SR8000」シリーズに比べて約4倍と大幅に向上しました。また、高密度実装技術により、単位面積あたりの最大理論演算性能としては、約570GFLOPS/㎡と世界最高クラスを実現しました。なお、オペレーティングシステム(OS)には、業界標準に対応したオープンな環境を提供するUNIXオペレーティングシステムであるAIX 5Lを採用しており、多様な開発ツールや科学計算向けアプリケーションが使用可能です。
*1) |
1TFLOPS(テラフロップス) : 浮動小数点演算を1秒間に1兆回実行する能力 |
*2) |
ノード : 並列コンピュータを構成する独立した演算処理単位 |
*3) |
1GFLOPS(ギガフロップス) : 浮動小数点演算を1秒間に10億回実行する能力 |
本製品は、ユーザーがリソースをコアビジネスに集中し、高信頼性かつビジネスの変化に即応した最適なシステムを構築できる環境を提供する日立のサービスプラットフォームコンセプトHarmonious Computingに基づいています。
■新製品「SR11000」の特長 |
|
(1) 優れたシステムバランス |
|
|
- |
1ノードの最大理論演算性能が108.8GFLOPSで、ノード間ネットワークの転送性能が最大12GB/秒(単方向)×2と、優れた演算と通信のバランスを実現。ノード間データ転送の多い大規模科学技術演算においても高い性能を発揮。 |
|
(2) コンパクト実装 |
|
|
- |
最先端の高密度実装技術により、1筐体に128プロセッサ(8ノード)を格納。約570GFLOPS/m2と単位面積あたりの最大理論演算性能は世界最高クラスを実現。 |
|
(3) 多様なユーザアプリケーションに対応 |
|
|
- |
プロセッサ間高速同期処理機構とコンパイラの自動並列化技術の組合せによりベクトル並列機として使用できるだけでなく、スカラ並列機としても使用することができ、ユーザーのアプリケーションに最適な手法を選択可能。 |
|
(4) 充実した運用支援機能 |
|
|
- |
稼動時間を細かく設定する予実算管理や自動運転設定、保守のための計画停止を最小とするノードの稼動時保守機能などにより、ユーザーの管理・運用などを容易化。 |
製品名 |
標準価格 |
出荷時期 |
HITACHI SR11000 モデルH1 |
2億6,400万円~ |
2003年12月末 | |
■他社所有商標に関する表示 |
・ |
AIX 5L、POWER4+は、米国およびその他の国における米国International Business Machines Corp.の商標 です。 |
・ |
UNIXはThe Open Groupが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。 |
・ |
その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。 | |
以上

|
















|