株式会社 日立製作所（取締役社長：庄山悦彦／以下、日立）は、5月16日（金）から18日（日）にかけて、ベルギー王国第二の都市であるアントワープにおいて、第6回「EU日立科学技術フォーラム」を開催します。   本フォーラムは、日立の欧州社会へのコミットメントを示すとともに、科学技術力を背景とした欧州における日立のプレゼンス向上などを目的として、1998年から毎年実施しているもので「科学技術が欧州社会の抱える問題に如何に貢献するか」というテーマのもと、欧州の官産学界の有識者と日立の研究者、さらには日立の海外研究者招聘プログラムであるHIVIPS（*）への参加経験者による討議・提言を行っています。 （*） HIVIPS：Hitachi Research Visit Programs  1985年から実施している海外からの研究者招聘プログラム。欧州からは既に200名近くの研究者が参加しています。   毎年のフォーラムでは、中小企業における研究開発活動とベンチャーキャピタルの関わりや、ＩＴ、電子商取引、ライフサイエンス、水資源問題などが社会に与える影響など、より具体的な分野に焦点をあて、参加者による議論が行われてきました。   第6回目となる今回のフォーラムでは、最近の世界情勢や環境へのインパクト等により、特にクローズアップされている「エネルギー」を取上げ、日立の電力・電機開発研究所長  小豆畑茂による日立のエネルギー技術の展望に関するプレゼンテーションをはじめ、欧州議会、欧州委員会や国際エネルギー機構（IEA）、各国政府、業界団体、欧州企業、環境関連NGOなど、様々な立場からエネルギーの専門家が講演を行う予定で、約100名の参加者を見込んでいます。また、フォーラムにおける討議内容・結果については、専門ジャーナリストの協力を得て、プログラム終了後に報告書を欧州のオピニオンリーダー層に広く配布します。   また、本フォーラムの計画・運営におけるアドバイザーとして、フォーラム・フェローを専任しており、フェローチェアマンの日立製作所 専務 研究開発本部長中村道治をはじめ、欧州委員会税制・関税同盟総局長ロバート・ベリュー氏、同研究総局バイオ関連顧問のマーク・カントレー氏などから、専門家の視点から示唆にとんだアドバイスを頂いています。 ■これまでに開催されたフォーラム （1） 第1回フォーラム（仏地域会合） ： 1998年10月17・18日、フランス/ニース近郊、 参加者45名    ・テーマ：中小企業における研究開発とベンチャーキャピタル （2） 第2回フォーラム（独地域会合） ： 1999年10月9・10日、ドイツ/デュッセルドルフ、 参加者55名    ・テーマ：情報技術（IT）が社会にもたらす恩恵 （3） 第3回フォーラム（愛地域会合） ： 2000年5月20・21日、アイルランド/ダブリン、 参加者67名    ・テーマ：電子商取引の社会へのインパクト （4） 第4回フォーラム（汎欧州会合） ： 2001年5月19・20日、ベルギー/ブリュッセル、 参加者75名    ・テーマ：ライフサイエンスの欧州社会へのインパクト （5） 第5回フォーラム（汎欧州会合） ： 2002年5月25・26日、ハンガリー/ブタペスト、 参加者88名    ・テーマ：水資源の問題と欧州社会 ■フォーラム・フェロー    ・欧州委員会関税・税制同盟総局長  ロバート・ベリュー    ・Clifford Chance & Punder法律事務所弁護士  フロリアン・シュミッツ    ・Longin & Associes社長  ピエール・ロンジャン    ・欧州委員会研究総局ライフサイエンス局顧問  マーク・カントレー    ・株式会社 日立製作所 専務 研究開発本部長  中村道治（フェローチェアマン）

PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated（アドビシステムズ社）のAdobe(R) Reader(R)が必要です。