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2003年5月8日
 

電力・ガス自由化に対応した顧客料金パッケージ「CURSUS-BC」を
販売開始

−柔軟で多様な料金システムを実現し、供給事業者の市場競争力強化を支援−
 
 
 
  株式会社日立製作所  情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川  一夫、以下、日立)は、このたび、電力・ガスの自由化を受け、顧客向けサービスにおける柔軟で多様な料金システムを実現し、電力・ガス供給事業者の市場競争力強化を支援するパッケージソフトウェア、顧客料金パッケージ「CURSUS(キュアサス)-BC」(以下、「CURSUS-BC」)を5月12日から販売開始します。
  「CURSUS-BC」は、電力・ガス供給事業者向け料金システムのソフトウェア基盤として、料金契約、請求、支払いなどのサービスメニューを柔軟かつ多様に設定できる機能により新しい料金メニューの導入を容易にし、電力・ガス供給事業者の経営判断をすばやく料金メニューに反映できる環境を提供することで市場競争力の強化を支援します。また、契約内容や料金請求状況などの顧客情報を統合的に管理するデータベースにより、コールセンターなどでの顧客サービスのワンストップ・クイックレスポンス化を可能とし、サービスの向上も支援します。

  電力・ガス供給事業者や新規参入者を取り巻く経営環境は、自由化を背景とした価格競争や顧客獲得競争などの市場競争により、今後ますます厳しくなると予想されます。このような中、競争を勝ち抜くための魅力あるサービス提供や顧客サービスのさらなる向上のために、顧客料金システムには顧客ニーズに応じて柔軟に料金メニューを変更できること、新しい料金体系を容易に設定できること、多様な請求・支払い形態への対応ができることなどが求められています。「CURSUS-BC」は、規制緩和で先行する通信事業者向け顧客料金システムの開発で培った日立のシステム構築ノウハウをベースとして、電力・ガス供給事業者の競争力強化と顧客サービスの向上を支援します。

  

■顧客料金パッケージ「CURSUS-BC」の主な特長
1.料金サービスの迅速で容易な新設・追加・変更が可能
  電力・ガス供給事業者が新たに企画するサービス・料金メニュー(商品、約款等)や各種サービスの料金体系の情報、およびそれらの料金計算方法など複雑多岐にわたる情報を、パッケージが提供するルール定義機能を使用することで、迅速で容易に設定できます。これにより、従来、サービスの新設・追加・変更の都度必要となっていたアプリケーションプログラムの新規開発や改造が不要となり、迅速かつ容易なサービス新設・追加・変更が可能となります。

2.顧客サービスのワンストップ・クイックレスポンス化を実現する情報一元管理機能
  従来、個別のシステムやデータベースで管理され、コールセンタ等で顧客からの問合せ内容に応じて個々に情報の参照先を使い分けることの多かった料金請求及び入金状況、保守点検依頼状況、開設依頼状況などの顧客に付随する関連情報を、一元的に保持するデータベースで統合的に利用できるため、顧客サービスのワンストップ・クイックレスポンス化が可能となります。

  日立は、本パッケージを中核としたソリューションの提供を通じて、システムインフラ構築から各業種別のカスタマイズまで、自由化時代の市場競争に対応した社会インフラ事業者の顧客料金システム再構築をトータルにサポートします。なお、電力・ガス・通信業など業種毎に固有の料金システム機能を提供するパッケージについても、順次提供を予定しています。

  

■販売価格及び提供時期
パッケージ 概要 販売価格 提供時期
CURSUS-BC
「業務基盤(プラットフォーム)」
顧客管理・料金計算・請求状況管理等の業種間で共通的なシステム機能を提供 1,300万円〜
(1万顧客規模の場合)
2003年7月〜
*詳細は、個別見積り
 
 
 
以上
 
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