日立ホーム&ライフソリューション株式会社(取締役社長:瀬端久仁雄)は、日立独自の「たつまきサイクロン方式」を採用し、吸口部にマイナスイオン発生機能を搭載した、紙パックレスの縦形クリーナー「たつまきサイクロン スティック」を2月1日から発売します。
本製品は、昨年床移動形で採用して好評の「たつまきサイクロン方式」をより軽快な縦形クリーナーに展開したものです。「たつまきサイクロン方式」は、たつまきのように下から上へ吸気を巻き上げる「倒立サイクロン室」と直下に配置した「集じん室」の2室で構成され、入ってきた空気を巻き上げ、遠心力で集じん室にゴミを瞬間分離します。集じん室の入り口が上にあるため、サイクロン室にゴミが戻りにくい構造となっています。
また縦形クリーナーで初めて※1「常時サイドゴミプレス」を採用し、常時ゴミを横方向に強くプレスすることで体積を約1/2に圧縮します※2。ゴミ捨てはワンタッチで、ゴミプレスの効果によりホコリが舞い上がりにくく、すっきりと捨てられます。
吸口はマイナスイオン発生機能を搭載した「イオンエアーヘッド」とし、従来取りにくかったフローリングの目地などに入った微細なホコリやチリまでしっかりとかき上げ吸い取ります。
さらに2倍以上に伸びる伸縮ホースの採用により、机の上などの掃除を容易にしました。伸縮すき間用吸口と併用すれば、本体を置いたまま約2メートルの高さまで届きます。
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2003年1月現在。本体にサイクロン室をもつACタイプ家庭用縦形クリーナーにおいて。 |
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当社試験ゴミによる試験結果。ゴミの種類によっては圧縮の度合いが変化します。 |
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型式 |
希望小売価格 |
発売日 |
月産台数 |
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PV−SF1 |
オープン価格※ |
2月1日 |
20,000台 |
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※オープン価格の商品は希望小売価格を定めていません。 |
今回の新製品は、当社が3ヶ年計画で進める商品開発戦略「デジタラクティブ家電」のコンセプトに基づいた商品です。本年度は「think@personal」をキーワードに、特に一人暮しや小家族の方、2階用や個室用などの2台目をご要望のユーザーに向けて、紙パックが不要なクリーナーを開発したものです。
■開発の背景
家庭用掃除機の2002年度の市場は、買い替えを基調とした約550万台の堅調な需要が見込まれています。現在、紙パックがいらないサイクロン方式のクリーナーが増加しており、今後もこの傾向は続くと予測されます。これは紙パック不要の経済性と合理性や、パワーが持続することが評価されていると考えられます。こうした中、サッと取り出して手軽に使えるスタンバイ性と集塵性能をバランス良く備えた縦形クリーナーは、小人数世帯や買い増しを対象に全体の約1割の需要があります。
今回の商品は、サイクロン方式のクリーナーに対する最大のユーザーニーズである「ゴミの捨てやすさ」(当社調査による)を実現した日立独自の「たつまきサイクロン方式」を縦形クリーナーに採用したものです。
一方で近年、住宅においてフローリングの比率が高まっています。これに対応し、吸口にマイナスイオン発生機能を搭載し、床上での集じん性能の向上も実現しました。
また、縦形クリーナーでありながら、机や棚の上などの高所や、家具のすき間などの狭所の掃除が容易なように、使い勝手面にも十分配慮しました。
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■ 主な仕様
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