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平成11年11月30日
半導体製造装置、PC等に搭載可能な高速画像処理ボード
「IP5000シリーズ」の位置決め機能を強化
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 日立製作所電力・電機グループ(グループ長&CEO:久野勝邦)は、このたび、半導体製造装置、
PC等に搭載可能な高速画像処理装置「IP5000シリーズ」に、検出する対象物の位置、重心等を高精
度で検出できる「1/40サブピクセル処理機能」、サーチ対象物が360°どちらの向きに回転した状態で
も高速・高精度に検出を可能にする「360°回転サーチ機能」、対象物の一部が隠れた場合や明るさの
濃淡が変化した場合でも安定したサーチを可能にする「ロバストサーチ機能」をサポートした位置決
めライブラリソフトウェア「IP5000-PS/120」を12月10日から発売します。

 近年、半導体パッケージの小型化、製造プロセスの微細化に伴い、半導体製造装置には検査対象物
の位置情報、重心等、精度向上といった細かい位置決め情報が重要になっており、テレビカメラから
取り込んだ画面を処理し、文字の認識や電子部品の検査などを行う画像処理装置の高速化と機能向上
が強く求められています。

 これまで当社では、平成9年6月から、電子部品の検査やFAライン、物流分野等への自動化、省
力化へのキーテクノロジーとして業界トップクラスの1画素あたり13.6nsの高速処理を実現し、
Windows NT(R)、Visual C++のオープン環境で使用できるPCIバス及びCompact PCIバス対応の画
像処理ボード「IP5000シリーズ」を発売してきました。

 今回、市場の更なるニーズに応えて、主に半導体製造装置市場向けに、高速かつ高精度な位置決め
が必要となる処理に最適な環境を提供するための「1/40サブピクセル処理機能」「360°回転サーチ
機能」「ロバストサーチ機能」をサポートした位置決めライブラリソフトウェア「IP5000-PS/120」
を発売します。
  
  販売目標としては 特に処理速度の高速化が必要なボンダー市場を中心に5000セット/年の販
売を目指して営業活動を進めていきます。

■新製品の特徴
(1) サブピクセル処理機能
  検出する対象物の位置、重心等の座標を1/40画素の高精度で検出し、高精度で安定した位置決め
 システムを構築可能とします。
(2) 360°回転サーチ機能
  サーチ対象物が360°どちらの向きに回転した状態でも高速・高精度に検出でき、傾き角度も0.1°
 精度にて計測可能です。
(3) ロバストサーチ機能
  対象物の一部がワイヤー等何らかの原因で隠れた場合や,照明等により明るさの濃淡が変化した
 場合でも安定したサーチを行うことが可能です。


■商標注記
・Windows NTは、米国およびその他の国における米国Microsoft社の登録商標です。
・Microsoft Visual C++のオープンは、米国およびその他の国における米国Microsoft社の登録商
 標です。
・Compact PCIは、米国PICMGが規格化した産業化した産業用バスの規格でPCIバスを工業製品向け
 に使用することを目的としています。

 

                                                                         以    上













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