日立製作所 家電グループ(グループ長&CEO:宇根山 祥久)は、単身用上段冷蔵室形2ドア
冷凍冷蔵庫『ひとりっち』(R−15WT)を12月21日から発売します。
本製品は、若い単身男性を中心とする電子レンジクッキング活用層に向けて、電子レンジが使い
やすい高さ約129cmで耐熱100℃のトップテーブルを設け、さらに冷蔵室ドアを横開き式電
子レンジのドアの開き方に合わせた左手開き(向かって右側が開閉)として、電子レンジへの食品の
移し替えがスムーズにできます。冷凍室も電子レンジ加熱用の冷凍食品がたっぷり収納できる
44Lで、出し入れしやすい内蔵2段の引出し式としました。
また、飲料の購入が多い世代特性に合わせて、ボトル類が出し入れしやすいよう冷蔵室を上段に
すると共に、ドアポケットや庫内のボトル収納性も高めました。
外装は、周囲と調和しやすいシンメトリーデザインと高級感のあるメタリックカラーで、独身男
性の世代感性に応えました。
■価格及び発売時期
製品名 | 機 種 名 | 定 格内容積 | 標準価格(税別) | 発売時期 | 当初月産台数 |
冷凍冷蔵庫 | R−15WT | 145L | オープン | 12月21日 | 7,000台 |
家庭用冷蔵庫の総需要(1998年10月〜1999年9月・冷凍庫を除く)は約479万台で、
そのうち単身需要が中心の内容積170L以下は約150万台と3割強を占めています。
日立では、自炊をする有職単身女性に向けて、従来の単身用冷蔵庫の概念を超える『野菜小町』
を平成9年12月に発売し、一般家庭用とみなされていた170〜220Lクラスに新たな需要を
創出しました。
一方、有職単身男性層は時間的制約や調理技術の面から、電子レンジ加熱の調理加工冷凍食品や
レトルト食品の使用頻度が高くなっています。このため、『野菜小町』(220L)では大きすぎ、逆に
従来の80〜120Lクラスの単身用冷蔵庫では購入機会の多い飲料などボトル類の収納が不足す
ることなど使い勝手や冷凍室の容量に関する不満が強いことから、このようなユーザー層に的を絞
って本製品を開発しました。
開発に当たっては、ひとり暮らしの食事の手軽な調理手段として「冷蔵庫から取り出した調理加
工食品を電子レンジであたためる」のが一般化していることに着目し、冷蔵庫と電子レンジを組み
合わせた際の操作性向上を徹底的に追及しました。
新製品では、電子レンジを載せるトップテーブルの高さ、耐熱性に配慮するだけでなく、冷蔵室
から取り出した食品を持ち替えること無く電子レンジに入れられるよう、冷蔵室ドアを横開き式電
子レンジと同じ左手開きとして操作性向上を図ったことが大きな特長です。さらに、単身冷蔵庫ユ
ーザーの8割がトップテーブル上に調理家電品を載せていることから、テーブル後部に市販のテーブ
ルタップをすっきり収める「テーブルタップホルダー」も設けました。
また、不満の高かったボトル類の収納に対しては、上段冷蔵室タイプとしてドアポケットの収納
性を高めました。収納量は、3段のドアポケットで、2Lペットボトル3本の収納をはじめ、しょ
う油・ソース・ドレッシング・めんつゆといった調味料類など多様なボトル類が収納できます。ま
た中段のドアポケットを外せば一升瓶や背の高いワインも収納できます。さらに、近年特に消費量
が増加している500mLペットボトルなど中・小ビンの整理にも便利な「野菜&ボトルケース」も
設け、仕事を持つ単身男性の食生活を確かに支える冷蔵庫の実現を目指しました。
■主な仕様
機種名 | R−15WT |
定 格 内容積(L) | 合 計 | 145 |
冷 蔵 室 | 101 |
冷 凍 室 | 44 |
外形寸法(mm) (幅・高さ・奥行き) | 460・1285・585 |
年間消費電力量※ (kWh/年) | 500/500(50/60Hz) |
外 装 色 (左手開きのみ) | (R)メタリックレッド (A)メタリックブルー (S)メタリックシルバー (G)メタリックグリーン |
※:「JIS C9801・消費電力量試験」による。(周囲温度25℃、扉開閉あり)
以上
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