| HITACHI HOME | UP | SEARCH | HITACHI

News Release ^
^
^
^

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。


平成11年11月2日

日立製作所とマイクロソフト、
企業向けオープンソリューション事業で提携

〜 ワークフロー分野を核に、ソリューションの共同開発から
マーケティング・プロモーションの展開まで、広範な協業の推進で合意 〜

                                                                      株式会社日立製作所
                                                                  マイクロソフト株式会社


 株式会社日立製作所 情報・通信グループ(本社:東京都千代田区、グループ長&CEO:小高 俊彦)
とマイクロソフト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:成毛 真)は、ワークフロー製
品を核とした企業向けのオープンソリューションの開発ならびにマーケティング・プロモーション
において、協力することで合意しました。今回の合意に基づき、両社は、マイクロソフトのメッセ
ージング&コラボレーション製品の基盤技術と日立製作所の優れたワークフロー技術を、マイクロ
ソフトの新技術「デジタル ダッシュボード」を応用し融合することにより、統一されたWeb操作環
境で企業ユーザーにとって付加価値の高いソリューションを提供していきます。

 両社では、日立製作所のワークフロー・ミドルウェア製品「Groupmax Workflow for Exchange」
をベースとしたソリューションを共同で開発するとともに、1999年11月1日付けでプロジェクトチー
ムを設置し、両社による共同マーケティング・プロモーション活動を推進していきます。

 さらに、日立製作所では、今回のワークフロー製品に「総務部向け申請」、「旅費精算」、「購買
発注」などの業務アプリケーションとサービスをセットにしたソリューション商品を開発し、1999
年8月に運用を開始したソリューションの流通機構である「SCBANK(1)」を通じて、2000年1月から
順次提供していく予定です。

 今回の合意に基づき、日立製作所は、「Groupmax Workflow for Exchange」をベースに機能を拡
張し、マイクロソフトの新技術「デジタル ダッシュボード」を応用することにより、電子メールを
はじめとする個人情報・グループ情報の操作と、業務処理に必要なワークフローの操作のシームレス
な連携を実現します。また、両社はソリューション商品の共同開発に加え、マーケティング・プロモ
ーション活動で協業していくことでも合意しました。具体的には、広告、ダイレクトメール、両社の
ホームページの相互リンクなどの情報発信はもとより、各種イベントやセミナーでの共同出展、セー
ルスツールの共同開発などを行っていきます。
さらに、日立製作所は、今後出荷されるマイクロソフトの次期主力オペレーティングシステム
「Microsoft(R) Windows(R) 2000」に対応するなど、今後もマイクロソフトとの連携・協業を強化
し、より優れたソリューションを提供していきます。

(1) ユーザーにベストソリューションを提供する事を目的に、オープンソリューションの分野で日
   立グループ各社、IHV/ISVおよび、独立系チャネルなど開発・販売パートナーとの連携を強化
   しソリューションの共同開発・登録・販売をおこなう仕組み。
 
 近年、企業では、社内の情報資源を有効活用し、コラボレーションを高めることにより、オフィス
生産性の向上や経営の効率化を図るため、電子メール、文書管理システム、ワークフローシステム
などを含むグループウェアの導入が進展しています。特に最近では、ERP、SFA、SCM並びに既存の基
幹システムなどとの接続により、企業内や企業間での情報連携を可能とする有効な手段として、ワー
クフローシステムが注目されています。

 マイクロソフトは、卓越したメッセージング&コラボレーション機能を持つ「Microsoft Exchange
 Server」によって、企業内での全社規模の情報伝達と共有を進めるためのシステム基盤を提供して
きており、すでにこの分野でNo.1(2)のシェアを占めています。

 デジタル ダッシュボードとはマイクロソフトのOffice 2000やBackOffice(R)といった製品をベ
ースとして組み合わせた新技術で、ナレッジマネジメントのためのあらゆる情報の窓口であるポー
タル機能を提供します。このポータル機能を活用することで「ナレッジワーカー」が業務を遂行す
る上で必要な情報を統合して提示することができます。マイクロソフトは「デジタル ダッシュボー
ド」技術の活用を一層推進することで、今後も広範なソリューション提供を推進していきます。

 一方、日立製作所では「Groupmax Workflow」を企業内のさまざまな定型・非定型の業務処理フ
ローのシステム化を実現する包括的なソリューションとして1995年より販売を開始し、既に1,000
社を超える企業で導入され、ワークフローのトップ製品として高く評価されています。
また「Groupmax Workflow」は、ワークフローの国際標準化団体であるWfMC(Workflow 
Management Coalition)が規定している標準仕様などをサポートしています。日立製作所はWfMC
のco-chairman兼日本代表として、加盟企業と協力しながら分散オブジェクト標準化団体OMG
(Object Management Group)のワークフロー標準仕様策定にも貢献しています。

 ユーザーは、今回の「デジタル ダッシュボード」技術を応用したオープンソリューションの開発
とこれに基づく協業により、業界標準に準拠し、優れたワークフローシステムを容易に構築するこ
とができるようになります。



* Microsoft、Windowsは、米国MicrosoftCorporationの米国及びその他の国における登録
 商標または商標です。
* SCBANKは、(株)日立製作所の商標です。
* Groupmaxは、(株)日立製作所の日本における登録商標です。

 (2)「Microsoft Exchange Server、1999年上半期の販売ライセンス数において ロータス ノー
   ツを67万3千本上回る」
      出典:マイクロソフトプレスリリース        
http://www.asia.microsoft.com/japan/presspass/releases/0823exc.htm(1999年8月23日)



《Webサイトによる情報提供》
●株式会社日立製作所:http://www.hitachi.co.jp/
●マイクロソフト株式会社:http://www.asia.microsoft.com/japan/ 


WRITTEN BY Secretary's Office
All Rights Reserved, Copyright (C) 1999, Hitachi, Ltd.