日立製作所は、業界で初めて液冷直結投写システムを採用することにより、高輝度、高コントラ
ストを実現した52型液晶プロジェクションテレビに各種パソコンと接続できるSVGA対応RG
B入力端子を装備した「ビッグスリム 52」(C52−PC1)を11月1日から発売します。
本製品は、レンズと液晶パネルの間をガラスに近い屈折率を持つ冷却液で結合し、不要な反射光
を抑えることで、コントラストを大幅に向上し、高画質を実現しています。
また、各種パソコンとの接続ができるRGB入力端子を前・後面計2系統装備しました。VGA、
SVGA画素*の信号をリアル表示**できます。
さらに52型の大画面でありながら奥行きが51センチの薄型で、従来29型テレビ***と同
等の設置性を実現しました。
本製品は大画面、高輝度/高コントラストそして省スペース設置という特長を活かし、パソコンを
使用したプレゼンテーションを行う機会が多い会議室、教育現場、ホテルのロビー等様々な分野へ
のコミュニケーションツールとして市場を開拓していきます。
* オーバースキャン表示をするのでパソコン信号の外周部分(全体の約3%)が画面に表示されませ
ん。
** XGA画素の信号も入力可能ですが圧縮表示となります。
*** 当社従来機種「C29−FP100」
**** XGA,VGAは、米国IBM Corp.の登録商標です。
■ 型式・価格
タイプ | 画面サイズ | 型 式 | 発売日 | 標準価格 | 当初年間台数 |
液晶 プロジェクションテレビ | 52型 | C52−PC1 | 11月1日 | 700,000円 | 3,000台 |
近年、会議や顧客へのプレゼンテーションツールとして、パソコンを利用することが増加してき
ております。ホテルや病院等のロビーにおかれる案内板や、さらには教育現場でもパソコンが使用
されることが多くなってきております。このような場面で使用できる大画面、高輝度/高コントラス
トそして省スペース設置の表示モニターへの要望が高まりつつあります。
日立はパソコンとの親和性の高い液晶デバイスを用いた大画面テレビ「C52−LC1」を発売
しておりますが、このようなニーズに対応するためRGB入力を前後面1系統ずつ、計2系統を装
備したテレビを「ビッグスリム52」のラインアップに追加します。
今後はパソコンを使用したプレゼンテーション用としての市場開拓とともにビデオ信号による動
画を扱うことも多い市場へのコミュニケーションツールとして幅広く展開していきます。
<主な仕様>
型 式 | C52−PC1 |
液晶パネル | 1.6型単板式ポリシリコンTFTアクティブマトリクス |
画 素 数 | [水平800×垂直600ドット]×3(1,440,000ドット) |
光 源 | 超高圧水銀ランプ(100W) |
NTSC走査方式 | プログレッシブスキャン |
高 画 質 化 回 路 | ・3次元Y/C分離回路・PII(プログレッシブ・イメージ・インプルーバー)LSI |
高 音 質 化 回 路 | ・(●)FOCUS* ・サラウンド機能 |
チューナー及び 受信チャンネル | BS:1〜15ch CATV:C13〜C35ch VHF・UHF(VHF:1〜12ch,UHF:13〜62ch) |
ワ イ ド 機 能 | ノーマル/スクイーズ(S1検出対応) |
音 声 出 力 | 12W+12W |
ス ピ ー カ ー | 12cm×2個、5cm×2個 |
端子 | RGB端子 | 2系統(ミニD−sub15ピン) |
コンポーネント入力 | 2系統(Y,Pb/Cb、Pr/Cr端子、D3端子) |
ビ デ オ 入 力 | 4系統(ビデオ4はコンポーネント入力1と兼用) |
S1ビデオ入力 | 3系統3端子 |
BS/モニター出力 | 1系統1端子 |
その他の端子 | ・BSデコーダー入力・ ビットストリーム出力・検波出力端子 ・ キードAFC入力・BS−IF入力・AV−BUSII・ ヘッドホン端子 |
本体寸法(cm) | W | 116.0 |
H | 119.0 |
D | 51.0 |
重 量 (kg) | 53.7 |
消費電力 | 188W(待機時1.3W) |
注:FOCUSおよび(●)記号は、SRS Labs, Inc.社の商標です。
以上
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