日立製作所 デジタルメディアグループ(グループ長&CEO 藤森 好則)は、DTS(デジ
タル・シアター・システム ※1)デジタル音声出力や「スペシャライザーN-2-2」※2 デジタル・
バーチャル・サラウンド機能を搭載し、ホーム・シアター需要にも対応する普及タイプのDVDプ
レーヤー「DV−P300」を11月15日から発売します。
DTSは、DTSデコーダー内蔵AVアンプ・スピーカーシステムと接続することにより映画館
に迫る本格的な立体音響を家庭で再現することができます。また、テレビの左右2スピーカーだけ
で後方からも音声が出ているような仮想立体音響を生み出す「スペシャライザーN-2-2」により、
DVD本機とテレビを接続するだけで手軽に臨場感あふれるサラウンド音声が楽しめます。
さらに、本製品は2レーザー・2レンズの光ピックアップを採用し、DVDやCDの各メディア
に対し信頼性の高い高精度な信号の判別/読取りを可能にしています。これにより、「録音できる
CD」としてオリジナル音楽ディスク作成などの用途で近年普及が伸びているCD−Rディスクの
再生にも幅広く対応しています※3。
この他にも、アクセス・スピードの高速化を可能にする「2倍速DVDドライブ」を搭載し、見
たいシーンをすばやく検索/再生できる日立独自の「ディスク・ナビゲーション」機能や、好みの
映像を2倍・4倍に拡大して再生できる「ズームアップ」機能、ジョグ&シャトルによる「変速再
生」機能など便利な機能も搭載しています。
品名 | 型式 | 本体標準価格 | 発売日 | 月産台数 |
DVDプレーヤー | DV−P300 | オープン | 11月15日 | 2,000台 |
DVDプレーヤーは、登場以来これまでの映像機器と比べ大変早いペースで普及がすすみ、順調
に市場を拡大しています。DVDビデオのソフトタイトル数も約3,000に達し、レンタルソフト
のタイトル数や店舗数も急速に増加する傾向にあります。また、ホーム・シアターへの関心も本格
的に高まりつつあります。このような市場において、DVDプレーヤーの高画質・高音質を手軽に
楽しみたいという一般ユーザーのニーズがますます高まっています。
当社は、このようなニーズに対応し、普及タイプながら高画質・高音質・多機能を手軽に実現す
るDVDプレーヤー「DV−P300」を発売します。
※1:DTSは、米国デジタル・シアター・システムズ社の商標です。
※2:「スペシャライザー」はデスパー・プロダクツ・インコーポレイティッドからの実施権に基
づき製造されています。
※3:CD−R/RWディスクの再生は、ビデオCD及び音楽CDフォーマットに準拠して記録された
ディスクに限ります。また、使用するディスクの特性・汚れ・傷またはプレーヤーのピック
アップの汚れ・結露等により再生できない場合があります。
■新製品の機能・仕様
型式 | DV−P300 |
対応ディスク | DVDビデオ、ビデオCD、音楽CD、(CD−R/CD−RW ※3) |
信号方式 | NTSCカラー/PAL |
使用レーザー | 半導体レーザー:波長650nm(DVD)、波長780nm(CD、VCD) |
映像特性 | 水平解像度500本以上 |
映像出力 | コンポーネント出力(1系統) | Y出力1vp-p(75Ω負荷時) |
CB出力0.7Vp-p(75Ω負荷時) |
CR出力0.7Vp-p(75Ω負荷時) |
S出力(1系統) | Y出力1vp-p(75Ω負荷時) |
C出力0.286Vp-p(75Ω負荷時) |
コンポジット出力(1系統) | 1vp-p(75Ω負荷時) |
音声出力 | アナログ音声端子 | 2系統 |
デジタル音声端子 | 2系統(光1系統、同軸1系統) |
周波数特性 | CD 4Hz〜20kHz(EIAJ) |
DVD 4Hz〜22kHz(48kサンプリング) |
4Hz〜44kHz(96kサンプリング) |
S/N比 | 110dB
| ダイナミックレンジ | 100dB 全高調波歪率: 0.003% |
ワウフラッター | 測定限界(±0.001%W.PEAK)以下 |
外形寸法 | 幅434mm×高さ98mm×315mm |
質量(重さ) | 3.9kg |
消費電力 | 22W |
電源 | AC100V 50/60Hz |
以上
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