株式会社 日立製作所
三菱マテリアル株式会社
株式会社日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&CEO:久野 勝邦/以下、日立製作所)と
三菱マテリアル株式会社 地球・環境エネルギーカンパニー(プレジデント:石井 保/以下、三菱
マテリアル)は、このたび、北海道全域から回収される使用済み家電品のリサイクル事業を行う
「北海道エコリサイクルシステムズ株式会社」を設立することで合意し、10月14日に会社設立の
登記を行いました。
新会社は、平成13年3月までに株式会社苫東が開発を進めている苫小牧東部地区の工業用地に使
用済みの家電4品目(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン)の解体・分別処理を行う工場を建設し、
「特定家庭用機器再商品化法」(以下、家電リサイクル法)が施行される平成13年4月から操業を
開始する予定です。
なお、新会社の事業運営は、日立製作所と三菱マテリアルが中核となって、推進していく方針で
すが、平成12年1月に増資を行い、家電メーカー各社の出資参加を募っていく予定です。
新会社では、道内各所に設置された指定引取場所で収集した使用済みの家電4品目を工場に集め、
分解・選別後、破砕機などを使用して鉄、非鉄、プラスチック等に分別します。分別された部品、
素材の中から有価物を売却し、その他のダストについても、再利用できるものは、道内の企業等で
有効利用できるよう進めていきます。また、冷蔵庫やルームエアコンに使用されている冷媒用のフ
ロンに加えて、冷蔵庫の断熱材フロンについても自主的に回収する計画です。
なお、当初新会社は家電リサイクル事業を主体に行いますが、工場の設備は、将来実施が予想さ
れる使用済みのOA機器(コピー機、パソコン等)のリサイクルにも対応できる能力を備える予定
です。
新会社の設立については、北海道の支援を受け、日立製作所と三菱マテリアルが事業計画を推進
してきました。両社では、今後も環境調和と資源循環型経済社会の実現をめざして、家電リサイク
ル事業を推進していきます。
■ 新会社の概要
項目 | 内容 |
商号 | 北海道エコリサイクルシステムズ株式会社 |
事業 | 特定家庭用機器再商品化法に定める再商品化等の事業 |
代表者 | 代表取締役社長 野尻守男(現 日立製作所 北海道支社 第一電機システム部長) 代表取締役工場長 井上信博(現 三菱マテリアル エンジニアリングセンター所長補佐) |
本社 所在地 | 北海道札幌市(操業時までに苫小牧市に移転予定) |
工場 予定地 | 北海道苫小牧市(苫小牧東部地区) |
資本金 | 3千万円(但し 4億円に増資する予定) |
出資比率 | 日立製作所50%、三菱マテリアル50% (増資に当っては、家電メーカー各社へ参加を呼びかける予定) |
以 上
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