日立製作所　家電グループ（グループ長＆ＣＥＯ：宇根山　祥久）は、３方向から風が吹き出し、天井か
ら部屋を包み込むような空調を実現した薄型・新デザインの『うすピタ・ＰＡＭエアコン白くまくん』を平
成１２年１月上旬から発売します。
　本製品は、暑い夜だけもう一度、タイマーが切れても室温が２℃上がると１時間だけ再運転する「ワンモ
アタイマー」機能を業界で初めて搭載しました。これにより、夜中にまた起きて再運転させる手間を解消す
るとともに、エアコンを一晩中つけたまま寝る必要がないため、健康的な空調と電気代の節約を実現しまし
た。また、ターボファンを搭載し、音や送風を感じさせないおやすみ「サイレント運転」も搭載していま
す。

　平成１２冷凍年度のルームエアコンは、リビングルームなどの買替需要や、２台目、３台目として購入
する増設需要が堅調に推移すると予想され、約６７０万台の需要が見込まれます。（日立調べ）

　こうした市場に向けて、当社は２.２kWタイプでＰＡＭ制御搭載の新形態エアコンを開発しました。
　本製品の開発にあたり、寝室・子供部屋へのエアコンを形態・機能・色調など奥様方の意見を数多く取り
入れています。
 「エアコンはなるべく目立たない方がいい」、「壁面は貴重なスペース。コンパクトがいい」「小部屋には
壁掛けの厚さが気になる」、「カーテンボックスなどでエアコンの設置が思うようにならない」などの意見
が当社の調査で多く出ました。これらのイメージを一新すべく、天井付近に設置して目立たず、また寸法的
にはカーテンボックスの上に設置が可能な、壁面省スペースを狙った薄型としました。
  今回発売の『うすピタ・ＰＡＭエアコン』は「メッセージＳ計画」にのっとり「９０周年記念商品」とし
て外観の革命を図り、形態・機能を新提案するものです。カーテンボックスの上にも設置が可能な薄型デザ
イン、３方向吹出しによる包み込む新しい空調を実現しました。
　色調は、子供部屋を見ると８割が洋室で白い壁，白い天井であるため、すっきりしたパールホワイトを採
用しました。一方寝室は、調査の７割が和室で、畳・天井は木目調となっており、天井付近への設置となる
ことから、壁の色調より天井の色調を重視し、新たにウッディベージュを採用しました。
　機能については、パワー＆マネーとして当社が４年前に世界で初めてエアコンに搭載したＰＡＭ制御で、
省エネを実現しました。また、３方向吹出しのやさしい風による包み込み空調とし、さらに寝室・子供部屋
への設置においては、おやすみ時、特に夏場の熱帯夜に関する機能が大変重要と考え、新たに"ぐっすりワ
ザ"として次の４つの機能を提案します。
・夜中に再度タイマーをつけ直す手間を省いた、１時間だけ再運転する「ワンモアタイマー」
・音はもちろん、風を感じさせないように新開発したターボファンによるおやすみ「サイレント運転」
・日立独自の熱リサイクル方式「カラッと除湿」による寝つきが良く寝返りが少ない「カラッと快眠」
・ 起床時のふとんに残った湿気やふとんのホコリをとる、２時間の強力運転「パワフル除湿」
　（カラッと除湿「けつろモード」運転時）

参考）商品モデルは、明日９／２８より１０／１まで東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場)東１・２
ホールにて開催の「ジャパンホームショー９９」に展示します。

                                                                以 上