日立製作所 デジタルメディアグループ(グループ長&CEO:藤森 好則)は、42型で垂直方向の画素数
1024画素を実現したALIS方式(Alternate Lighting Surfaces Method)のプラズマハイビジョン
モニターを11月1日から発売します。
本製品は、これまでPDPの課題とされていた高精細化と高輝度化を同時に実現した新駆動方式ALIS
方式を採用するとともに、家庭用テレビで採用している日立独自のプログレッシブLSIなど最新デジタル
映像処理技術とを融合し、高画質を実現しました。
2000年に放送開始予定のBSデジタル放送に対応したD4端子を業界で初めて装備し、将来BSデジ
タルチューナー(アダプター)を接続すれば各種信号で送信される番組を高画質で楽しむことができます。
加えて、DVDやVTRとの組み合わせにより、現行のNTSC信号も高画質に再現します。
■型式・価格
品名 型式 標準価格(税別) 発売時期 年間販売予定台数
プラズマハイビジョン W42M-PD1 1,500,000円 11月1日 2000台
モニター(42型)
近年、映像や放送のデジタル化が急速に進展しており、DVD等の高画質デジタル映像と高音質デジタル
サウンドを大画面でしかも省スペースで楽しみたいというホームシアターシステムの市場が世界的に拡大す
る傾向にあります。
こうした市場に向けて、日立は高画質でかつ省スペースの点から薄型・軽量・平面、さらには広視野角の
要求にも答えられ、ポストブラウン管の本命と期待されているPDPを採用したハイビジョンモニターを発
売します。家庭用ホームシアターから、ショウウインドウ等の壁掛け用途、さらにはホテルや病院の待合い
スペースなど様々な使用シーンに活用できるプラズマハイビジョンモニターを開発しました。
本製品は最新の駆動方式ALIS方式を採用し、垂直の画素数1024画素を実現し、美しいハイビジョ
ン映像を再現します。高画質化技術として、家庭用テレビで採用しているプログレッシブLSI技術と、新
規に開発したマルチスキャンコンバーターLSIにより、様々な映像フォーマットをPDPに最適な表示フ
ォーマットに変換します。
通常映像ソースからハイビジョン映像まで、ノイズの低減と映像の先鋭度を向上させることにより、自然
でクリアな画質を再現しています。
将来のデジタル放送及びデジタル映像機器とのインターフェースであるコンポーネント入力を2系統装備
しています。DVDや日立のD−VHS等との組み合わせによるコンポーネント信号を接続すると、家庭で
地上波やBS放送などをリアルタイムで高画質に楽しんだり、デジタル記録された録画映像を高画質再生し
てデジタル映像を楽しむことができます。
コンポーネント入力のうち1系統は業界統一規格であるD4端子をPDPモニターでは業界で初めて装備
しました。2000年に放送開始が予定されているBSデジタル放送の放送方式1080i/720p/
480p/480i全てに対応可能です。
各種パソコンに対応するRGB入力も装備しました。VGA、SVGA、XGA、SXGAの各種周波数
にマルチスキャン対応します*1*2。
*1 入力信号によっては画素拡大および圧縮した映像が表示されます。
*2 VGA、XGAは米国IBM社の登録商標です。
■ 主な仕様
型 式 | W42M−PD1 |
有効画面寸法 | 922(横)×522(縦)mm |
画 素 数 | 水平1024×垂直1024画素
| アスペクト比 | 16:9 |
画素ピッチ | 0.90(横)×0.51(縦)mm
| 表示色(階調数) | 1670万色(256階調) |
視野角 | 160°以上 |
入力 | RGBアナログ | 1系統1端子R,GB,H,V(ミニD‐Sub15ピン) |
コンポジットビデオ入力 | 1系統1端子 (ピン入力)または Sビデオ |
コンポーネント入力1 | Y,PB,PR および Y,CB,CR
| コンポーネント入力2 | D4端子 |
音声出力 | 8W+8W(スピーカー別売) |
消費電力 | 定格450W |
本体寸法(mm) | W | 1041 |
H | 648 |
D | 89 |
質 量 (kg) | 34.0 |
■組み合わせ例(オプション)
○別売スピーカ:型式 HS−P1(厚さ32mmの薄型スピーカー)
○VTR :型式 DT−DR3000(D−VHSビデオデッキ )
受信チャンネル VHF:1〜12チャンネル、UHF: 13〜62 チャンネル
CATV:13〜63チャンネル、BS: 1〜15 チャンネル
映像入力3系統3端子
以 上
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