日立製作所 情報・通信グループ(グループ長 & CEO:小高俊彦)は、本年10月10日から17日まで、ス
イス ジュネーブで開催されるITU(*1)主催の情報・通信業界最大の展示会「TELECOM '99 + Interactive
'99」(以下 テレコム '99)に参加します。日立は、「Yes! We have the answers.」を展示テーマに、IP
(Internet Protocol)を核に、自由な発想と環境を提供することで、顧客の課題を解決する「オプティカル
IPネットワークソリューションゾーン」を中心とした次世代ネットワークソリューション群を展示します。
インターネットは、昨今の急速な普及に伴い社会インフラと化しています。このインターネット上で立ち
上がりはじめた、EC(*2)やWebホスティングといった新しいサービスは社会構造まで変え始めています。ま
た、移動体通信の普及に伴いモバイルインターネットの需要も拡大するなど、ここにきて通信環境は激変し
ています。こうした変化に伴うデータトラヒックの急増に対し、超大容量光伝送技術や超高速IPルータ技術
を組合せた、大規模なIP基幹ネットワークの需要が高まっています。これに対し、機器ベンダー、キャリア、
ISP(*3)は、独自の技術やサービスの展開による、早急なソリューションの提供が急務となっています。
日立は、超高速、大容量の光IPネットワークの構築から、IPネットワークプラットフォーム上のオープン
なアプリケーションサービスの構築までのトータルなソリューション群や関連製品を、「オプティカルIPネ
ットワークソリューションゾーン」、「エレクトロニックコマースソリューションゾーン」、「エンタープライ
ズネットワークソリューションゾーン」等の各コーナーで紹介します。
「オプティカルIPネットワークソリューションゾーン」では、DWDM(*4)によるネットワーク帯域の飛躍
的拡大と、IP技術によるオープンなアプリケーション環境の実現を目指した次世代ネットワークソリューシ
ョンを紹介します。さらに、DWDM、10G bit/s SONET(*5)伝送装置、ギガビットルータ、次世代移動体通
信システム、衛星ルータ、光部品等の製品群や関連技術の展示を行います。また、GMD FOKUS(ドイツ国立研
究所のオープン通信システム研究機関)と共同研究を進めている次世代ネットワーク方式であるアクティブネ
ットワーク技術の展示も行います。
「エレクトロニックコマースソリューションゾーン」では、電子マネーの取引システムや、インターネット
による販売、購入を実現するシステムを展示します。
「エンタープライズネットワークソリューションゾーン」では、企業間ECサービス「TWX-21」や、ネットワ
ークアウトソーシングサービス「Compassport」を、「デジタルイメージシステムゾーン」では、最新のコン
ピュータ画像処理技術による超高精細の映像を紹介します。なお、内容については9月10日より当社インタ
ーネットで随時情報を提供していく予定です。
[インターネットアドレス;www.hitachi.co.jp/telecom99/index.html(英文のみ)]
*1 ITU (International Telecommunication Union):国際電気通信連合
*2 EC (Electronic Commerce) :電子商取引
*3 ISP (Internet Service Provider):インターネットサービスプロバイダー
*4 DWDM (Dense Wavelength Division Multiplexing):高密度波長多重光伝送システム
*5 SONET(Synchronous Optical Network):北米の光同期伝送網
■日立製作所 ブースNO ; 4229
以 上
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