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平成11年7月7日

大容量・高速伝送を実現する「800M bit/s光インタコネクト」を発売

−高速大容量マルチメディア通信装置や大規模コンピュータシステムの
構築に最適な最大10Gbit/sの高いスループットと高密度配線を実現−

 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高俊彦)は、この度、最大10Gbit/sの高いスループッ
トと装置内及び装置間における高密度配線を実現し、大容量マルチメディア通信装置や大規模コンピュータ
システムの構築に最適な「800M bit/s光インタコネクト」を製品化し、7月20日から発売をします。
     
 近年、インターネットの普及によるデータトラヒックの急増に伴い、大容量マルチメディア通信ネットワ
ークの構築が急務となっています。これら大量の情報処理機能を搭載したシステムを構築する際に、装置内
や装置間における配線の高速化がシステム開発上、課題となっています。これらの課題を解消するためのデ
バイスとして、高いスループットと高密度実装を実現し、かつ電磁ノイズフリーな光インタコネクトのニー
ズが高まっています。
     
 当社では、平成7年に「200M bit/s光インタコネクト」を他社に先駆けて量産・出荷するなど、常に業界を
リードしてきました。今後のさらなる大容量化、高速化等のニーズに対応するために、「800M bit/s光イン
タコネクト」を開発、製品化しました。
 今回発売する「800M bit/s光インタコネクト」は、12本の光信号を発生させる光送信器と12本の光信
号を電気信号に変換する光受信器、12本の光ファイバをアレイ状に束ねた光アレイケーブル、これらを接
続する中継用アダプタで構成されています。多重・分離処理を行わずに電気信号に変換するため、電気配線
との置き換えが可能です。光ファイバを12本並列にすることで、標準の8bit並列データとともに、クロッ
ク、制御、パリティビット等の信号を同時に伝送し、高信頼な光伝送を実現します。さらに、DC対応なた
め、データの符号形式を問わない伝送が可能です。また、1チャネルあたり最大800M bit/sの伝送速度を実
現し、音声、データや画像などの大容量情報でも高速伝送が可能です。伝送距離は最大100mまで可能なた
め、配線レイアウト設計なども容易です。さらに、送信器、受信器の内部回路のワンチップ化とともに低し
きい値電流(*1)のレーザの開発により、3.9cm3のコンパクトサイズを実現するとともに、チャネルあたり300
mWの低消費電力も実現しています。なお、本製品は7月13日から幕張メッセで開催されるインターオプ
トショー'99に出展します。
(*1)しきい値電流:レーザが光を発し始める電流値。
     
■価格および出荷時期
     製   品   名:800M bit/s光インタコネクト
     サンプル価格:28万円(*2)
     出荷開始日  :平成11年10月20日
     
(*2) 光送受信器1ペアあたりのサンプル価格
     
     
     
     
                                                                        以  上


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