日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高俊彦)は、このたび、Hewlett-Packard
Company(HP社)の最新鋭64ビットPA-RISCプロセッサ「PA-8500(440MHz)」を搭載し、現行の「PA-
8000(180MHz)」搭載モデルと比べ約2倍の性能を実現した、統合クラスタモデル「E540PS」、ラッ
クマウントモデル「E540RM」の2モデルを製品化し、7月8日から発売します。
近年、UNIXサーバを中核としたクライアント・サーバ・システムを基幹業務で利用するケー
スが増加しています。こうしたシステムはさらに大規模化する傾向にあり、UNIXサーバには、
高い信頼性や拡張性に加え、高い処理性能が求められています。
こうしたニーズに対応するため、今回、HP社の最新鋭PA-RISCプロセッサ「PA-8500」を2個ま
たは4個搭載が可能で、当社現行モデル「880PS」、「585RM」と比べて約2倍の性能を実現した、統
合クラスタモデル「E540PS」とラックマウントモデル「E540RM」をラインアップに加え、発売します。
これら2つのモデルでは、高性能プロセッサの採用以外にも、プロセッサとメモリ間の高速デ
ータ転送を可能とするクロスバ・スイッチの採用や、大容量ファイル装置とのデータ転送効率を
高めるファイバチャネルのサポート、大容量(2.6GB/枚)の記録が可能なDVD-RAMライブラリ装置、
DVD-RAMライブラリ・アレイ装置のサポート等を実現し、高性能化を図りました。
■ 今回発表の新製品
モ デ ル :3500/E540PS[統合クラスタモデル]
プロセッサ :PA-8500(440MHz)
プロセッサ数 :2又は4 個*
メモリー容量 :512MB〜3.75GB*
標準価格<注>(税別):3,275万円
出荷開始時期 :平成11年12月末
モ デ ル :3500/E540RM[ラックマウントモデル]
プロセッサ :PA-8500(440MHz)
プロセッサ数 :2又は4個
メモリー容量 :512MB〜3.75GB
標準価格<注>(税別):2,145万円
*:1ノード当たりの数値。
<注>各モデルの標準構成
3500/E540PS:標準ノード(プロセッサ2way、512MBメモリー、8.5GBHDD 、DAT)
クラスタスイッチ、ラックマウントキャビネット、HI-UX/WE2
3500/E540RM:プロセッサ2way、512MBメモリー、8.5GBHDD、DAT、
ラックマウントキャビネット、HI-UX/WE2
<他社商標に関する表記>
・PA−RISCは、米国Hewlett-Packard Companyの商標です。
・UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。
以 上
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