日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高俊彦)は、このたび米国Hewlett-Packard
Company(HP社)の協力を得て、最新鋭64ビットPA−RISCプロセッサ「PA−8500(440MHz)」
を最大16個搭載可能で、現行モデル「VT800」の約2倍の処理性能を実現したUNIXサーバ、
「HITACHI 9000Vシリーズ・サーバ VT850」を製品化し、7月2日から発売します。
近年、イントラネットや、データウェアハウス、ERP(統合業務パッケージ)、SCM(サプライ
チェーンマネージメント)システムなど、企業の基幹業務システムや新システムへのUNIXサーバ導入
が増大しています。こうした中、UNIXサーバに対しては、性能/信頼性、さらには運用性の向上が
求められています。
今回発売する「VT850」は、平成9年10月に発売した「VT800」の上位モデルとなるハイエン
ドクラスのサーバです。プロセッサに、最新鋭64ビットPA−RISC「PA−8500」をSMP(対
称型マルチプロセッサ)構成で最大16CPUまで搭載できます。また、「PA−8500」に内蔵される
高速の一次キャッシュメモリに加え、プロセッサごとに64Mバイトの大容量二次キャッシュメモリを
搭載することにより、現行モデルである「VT800」の約2倍のトランザクション性能を実現しました。
なお、既設の「VT800」から「VT850」へのフィールドアップグレードが可能です。
「VT850」のオペレーティングシステムには、HP社の最新の64ビットオペレーティングシステ
ム「HP−UX11.0」を採用し、大規模アプリケーションや大容量データの高速処理などに威力を発揮し
ます。また、ORACLE、Sybase、Informix、SAP R/3など著名なISVソフト
ウェアや、各種ミドルウェア等も利用可能で、オープンなシステム環境でのミッションクリティカルな
基幹業務、データウェアハウス、大規模データベースシステムなどに最適なソリューションを提供しま
す。
■今回発表の新製品
モ デ ル :VT850
プロセッサ(周波数):PA-8500(440MHz)
プロセッサ数 :2〜16*1
キャッシュメモリー :0.5MB/1MB *2 64MB *3
メモリー容量 : 512MB〜64GB
標準価格<注>(税別):3,753万円
出荷開始時期 :平成11年9月末
*1 :増設は2プロセッサ単位に可能。
*2 :プロセッサ毎の命令/データ用キャッシュ・メモリーを示す。
*3 :プロセッサ当たりの二次キャッシュ・メモリーを示す。
<注>:CPU 4Way、1GBメモリー、9GB HDD、DAT、DVD-ROM、コンソール、
HP-UX2ユーザー使用権を含む。
<商標表記>
・MC/LockManagerは米国Hewlett-Packard Companyの商品名称です。
・HP−PBは、米国Hewlett-Packard CompanyのI/Oバスの名称です。
・HP−UXは、米国Hewlett-Packard Companyのオペレーティングシステムの
名称です。
・Informixは、米国Informix Software,Inc.の商品名称です。
・ORACLEは米国Oracle Corporationの登録商標です。
・PA−RISCは、米国Hewlett-Packard Companyの商標です。
・SAP R/3は、ドイツSAP Aktiengesellschaftの登録商標です。
・Sybaseは、米国Sybase,Inc.の商品名称です。
・UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに
他の国における登録商標です。
以 上
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