日立製作所はこのたび、オープンシステム向けディスクアレイ装置 「DF400」に、新たに小型・低価格
モデルとして「小型ラックマウントタイプ」を追加し、6月9日から発売します。
本製品は、現行モデル*1に比べ筐体サイズを38%に小型化するとともに、最小構成価格を62%に低減
しました。1装置あたり最大11台のディスクが搭載可能で、最大容量は357ギガバイト(GB)*2まで拡張で
き、ハイエンドWindowsNT(R)システムおよびMicrosoft(R) Cluster Server環境に最適です。
また、「DF400」全モデルにおいて、データ転送を効率化するFibre Channel Fabric Switch(ファイ
バチャネルファブリッスイッチ)接続をサポートするなど、SAN(ストレージエリアネットワーク)への対応を強
化しました。
*1装置容量8.3GB(RAID5)、キャッシュ32メガバイト(MB)の構成でDF400縦型ラックマウントタイプと
比較した場合
* 2 RAID0、36GBディスク搭載時
サーバマシンの性能向上により、従来ハイエンドUNIXで行われていた基幹業務が、ミッドレンジクラスの
UNIXサーバやWindows NT(R)システム、Microsoft(R) Cluster Serverで行われるケースが急増しています。
こうしたシステムに接続するディスクアレイ装置のニーズはますます高まっており、高いデータ処理性能、
フォールトトレラント性が求められています。
当社では、平成5年よりディスクアレイ装置を市場投入し、平成10年度の国内市場ではオープンシステ
ム向けディスクアレイ装置「DF350」および上位機の「DF400」がトップシェアとなるなど、その高性
能、高信頼性が高く評価されています。【出典:「日経ウォッチャーon IT Business」(1999.4.2掲載)オープ
ン系外付け型ディスクアレイの国内市場調査 (出荷容量ベース)】
今回発売する「小型ラックマウントタイプ」は、1装置あたり最大11台のディスクが搭載可能で、記憶容
量は最大357GBまで拡張できます。また、最大4台のサーバと直接接続できる複数ホストインタフェースポー
トの搭載により、柔軟なシステム構成が可能です。専用のキットを追加すれば、床置きタイプとしても使用
可能です。さらに、Fibre Channel Fabric Switch接続を新たにサポートし、従来以上に複数ホストとの接
続が容易となり、データ転送速度も向上しました。また、Fabric Switchの持つゾーニング機能(Zoning:ポ
ート単位のセキュリティ機能)にも対応し、あらかじめ決められたポート以外からのアクセスを拒絶し、不正
アクセスを防止するなど、今後大きく市場が広がることが予想されるSANへの対応を強化しました。新たにサ
ポートした36GBディスクドライブを搭載し、専用ラックにフル搭載すれば、最大1.7テラバイト(TB)(RAID0
構成)の大容量を実現します。
また、従来から発売している「縦型ラックマウント」「横型ラックマウント」「キャビネット」の全モデルにお
いても、SANへの対応を強化するとともに、新たに36GBディスクドライブをサポートしました。「横型ラック
マウントタイプ」を専用ラックにフル搭載すれば、最大4.2TB*3の大容量を実現し、データウエアハウスなど
の大容量のデータ処理にも最適です。
*3 RAID0、36GBディスク搭載時
■価格(税別)及び出荷時期
製 品 名 価格(税別) (注) 出荷予定時期
小型ラックマウントタイプ 372万5千円〜 平成11年6月30日
(注)下記構成の場合のハードウエア参考価格です。
・ホストインタフェース:SCSI
・RAIDレベル:RAID5(2D+1P)
・装置容量:8.3GB、キャッシュメモリ:32MB
・オプション搭載なし
・ラックの価格を含みません
■他社商標等に関する表示
・UNIXはX/Open Company Ltd.が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標
です。
・Microsoft、Windows、Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国にお
ける商標または登録商標です。
・その他の会社名、団体名、商品名は各社、各団体の名称、商標または登録商標です。
以 上
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