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News Release

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平成11年3月31日

1.95テラバイトの大容量と従来比5倍のデータ転送速度を実現する
DVDライブラリアレイ装置を発売

  日立製作所はこのたび、最大記憶容量1.95テラバイト*1を実現するとともに、RAID技術*
2の採用により、従来機に比べ約5倍*3の6メガバイト/秒のデータ転送速度を実現したDVDライ
ブラリアレイ装置「DL511−90」を製品化し、4月1日からOEM販売を開始します。

  コンピュータの処理能力向上に伴い、文字情報に加え、容量の大きい画像や動画、音声などマルチメ
ディアデータを扱うシステムが増加しています。さらに、インターネットやデータウェアハウス等の導
入により、取り扱うデータ量が飛躍的に増大し、大容量ストレージのニーズが高まっています。
  こうした背景のもと、大容量のデータを低コストで蓄積でき、ランダムアクセス性や長期保存などに
優れたDVD−RAMドライブを搭載したライブラリ装置は、マルチメディアデータのストレージやア
ーカイブ・バックアップ用の保管庫など、幅広い分野のニーズに対応できる大容量記憶装置として大き
な期待が集まっています。

  当社では、平成10年3月に、DVD−RAMドライブの店頭販売を業界に先駆けて開始しました。
また、DVD−RAMドライブを搭載したライブラリ装置「DLシリーズ」の「DL111−10」を
OEM向けに販売を開始するなど、DVD−RAM分野のリーディングメーカーとして市場の拡大に努
めてきました。

  今回発売するDVDライブラリアレイ装置は、最大1.95テラバイトの記憶容量を実現するととも
に、RAID技術の採用により、5台のデータ用ライブラリユニットと1台のパリティ用ライブラリユ
ニットを並列運転し、記録・再生時には従来機に比べて約5倍の6メガバイト/秒の高速データ転送を
実現しました。
  また、1台のライブラリユニットが停止した場合でも他の装置による継続運転が可能です。さらに、
スペアメディア、スペアドライブへの自動交代機能や無停電電源の標準装備により、キャッシュメモリ
ーの保護や障害部位の自動切替えを実現するなど、高い信頼性を提供します。
  また、設置条件に合わせ、設置面積を抑えた省スペースな縦型タイプとオフィス環境に合わせた横型
の2つのタイプを用意ました。

  本製品は、高速・高信頼性・大容量を要求される研究機関や官公庁、金融機関、大規模産業用システ
ムのアーカイブやバックアップ用ストレージとして、また情報サービス分野におけるメディアサーバ、
VODサーバなどのマルチメディアコンテンツデータ格納の2次記憶装置としての利用に適しています。

*1:1テラバイト=1兆バイト。新聞約2,000年分
*2:RAID技術:複数台のハードディスクを並列に並べ、全体を1つの装置のように制御する技術。
    アクセスの高速化やデータの保全を図る。今回はDVD-RAMで本技術を応用。
*3:当社従来機「DL111−10」比

<価格及び出荷時期> (価格:OEMサンプル価格/税別/媒体は含みません)
製品名価 格出荷時期
DL511-90 DVDライブラリアレイ装置
(横型モデル)
1,200万円平成11年4月
DL511-90V DVDライブラリアレイ装置
(縦型モデル)
1,200万円平成11年6月
                                                         以  上


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