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News Release

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平成11年3月1日

従来機比約1/30の省スペース化を実現した
スーパーテクニカルサーバ「HITACHI SR8000
コンパクトモデル」を発売

  日立製作所は、このたび、設置面積を従来機と比較して(*)約30分の1に省スペース化し、オフィ
スや研究室などでの利用に最適な科学技術計算向けスーパーテクニカルサーバ「HITACHI 
SR8000コンパクトモデル」を製品化し、3月3日より発売します。
(同等のピーク性能を有する当社のベクトル型スーパーコンピュータ「S−3800/180」と比較
した場合)

 従来の科学技術計算の分野では、大規模、高性能なコンピュータを共同利用するというケースが一般
的で、運用方法や使用時間に制限がありました。しかし、近年では「使いたい時にすぐ使える」、「手
軽に運用したい」、「コンピュータにかかるコストを削減したい」というニーズが高まると共に、企業
や大学等の一部門、一研究室でも高速な演算処理を行いたいというニーズが増えています。

  当社では、平成4年3月にベクトル型スーパーコンピュータ「S−3800」を、平成7年7月には
科学技術計算分野向けの並列コンピュータ「SR2201」を発表し、常に業界をリードしてきました。
また、昨年5月には、ベクトル型スーパーコンピュータの特徴である実効性能の高さと、並列コンピュ
ータの高いスケーラビリティを併せ持ったスーパーテクニカルサーバ「SR8000」を発表し、市場
で高い評価を得ています。

  今回発売する「SR8000コンパクトモデル」は、最先端LSIテクノロジーや最新の高密度実装
技術、さらには高効率空冷技術により省スペース化を図り、同等のピーク性能を有する当社のベクトル
型スーパーコンピュータ「S−3800/180」と比べ、約30分の1の約0.45uという新聞紙
見開きサイズの設置面積を実現しました。低騒音、かつ室内空調でも運転が可能なため、オフィスや研
究室などでの利用に最適です。演算性能は、理論ピーク値で最大8GFLOPS(*)を実現しています。
また、解析業務の様々な用途に合わせ、大規模なベクトル演算処理サーバとしても、複数のミニスーパ
ーコンピュータとしても利用できます。さらにシステム拡張機構により「SR8000コンパクトモデル」
を高速なクロスバネットワークで接続し、最大8台までシステム拡張が可能です。なおオペレーティング
システムは、強力なハードウェアの能力を引き出し、高性能を実現するUNIXベースの「HI−UX/
MPP」を採用し、高速化プログラミング支援機能として「アプリケーションプログラム開発環境」を提
供します。
(*)8GFLOPS:浮動小数点演算を1秒間に80億回実行する能力

【「スーパーテクニカルサーバ HITACHI  SR8000コンパクトモデル」の主な利用分野】
・自動車/輸送機器設計・建築設計・気象予測・電子機器設計・新材料開発・分子設計
・生命科学・航空工学/宇宙工学・原子力・資源探査・環境シミュレーション・医療解析等

【出荷時期および価格】
 出荷時期:平成11年6月末より
 価格:最小構成で 約2,800万円から

【他社商標注記】
・UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライ
  センスしている米国ならびに他の国における登録
  商標です。


                                      以  上


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