日立製作所は、このたび、多様な大学事務を一元化し、学務システムの
TCO*1を削減する事務パッケージソフトを学務情報システム「UCTIA/PC」シ
リーズとして商品化し、その第一弾として学籍/履修/成績情報の管理、進
級/卒業をはじめとした各種判定処理などの学務事務を支援する「UCTIA/
PC-GK」を本年2月10日より販売を開始します。
*1:Total Cost of Ownership
昨今の18歳人口の減少を背景に、全国的に大学経営自体が厳しい状況を
迎えています。こうした社会状況の中、事務の効率化、学生サービスの向上
を推進することが急務となってきています。また、大学の独自色を出すため
に入試形態を拡充したりカリキュラムに柔軟性を持たせるなど、事務パッケ
ージソフトに求められる機能がますます多様化しています。
今回販売する「UCTIA/PC-GK」は、学務システムに必要な学籍、履修、成
績の情報を管理する機能を提供します。それぞれの機能の特徴は、以下の
通りです。
[学籍]
学籍情報の参照/登録/更新、全学名簿をはじめとする各種名簿作成
など一連の学籍処理をスピーディに行えるほか、在学証明書などの各種
証明書の発行もできます。
[履修]
履修登録や申請内容のチェック、および履修者名簿、管理資料の作成
ができるほか、学生情報をもとに、教員免許、進級、卒業条件など履修
に必要な各種条件を自由に設定できます。
[成績]
入力された成績データの一元管理により、成績データの学生別、授業別
の参照/更新ができます。これにより、単位修得状況の把握が容易にな
ります。また、学生別、授業別成績一覧表などの各種帳票の出力機能と
OCRによる成績データの一括入力機能も提供します。
また、「UCTIA/PC-GK」は、システム構築や運用に必要なコストを削減する
ために、豊富なカスタマイズ機能を提供するほか、MicrosoftRExcel、
MicrosoftRAccessなどのツールと連携することで抽出したデータを自由に加
工することができます。さらに、不正アクセス、改ざん、なりすましなどから貴
重なデータを保護するため、利用者別、機能別といった多様な条件に対して
もセキュリティを設定できる機能も提供します。一方、日立統合型グループ
ウェア「Groupmax」のワークフロー機能を利用して電子化された事務書類の
通達・回覧の流れを定型化することにより、処理に要する時間を大幅に短縮
できるほか、処理の進行状況のモニタリングも可能になります。これにより、
学務事務処理の効率向上を実現する、機密性が高く運用性、保守性に優れ
た学務システムを短期間で構築できます。
今後、入試、就職、学納金に関する事務処理を支援するパッケージソフトを
順次商品化していく計画です。
<新製品の稼働OS、価格、出荷時期>
# | 製品名 | 適用OS | 価格 | 出荷時期 |
1 | UCTIA/PC-GK/SV*2 (サーバ用) | WindowsNT Server4.0 | 400万円 | 平成11年2月10日 |
2 | UCTIA/PC-GK/CL (クライアント用) | WindowsNT Workstation4.0 Windows95 | 50万円 |
*2:UCTIA/PC-GK/CL の2ライセンスを含む
<標準的なシステム構成および価格(ハード・ソフト込み)>
標準的なシステム構成および価格(ハード・ソフト込み) |
・ UCTIA/PC-GK/SV(1式) ・ 事務用サーバ基本ソフト(Oracle7/Office97等)(1式) ・ 事務用クライアント基本ソフト(Office97等)(2式) ・サーバ HA8000/40(1台) ・クライアント FLORA350(2台) ・プリンタ PC-PL2600(1台) | 約870万円 |
<販売目標>
平成11年度で100システムを見込んでいます。
<製品ホームページ>
URL:http://www.hitachi.co.jp/app/uctia
<他社所有商標に関する表示>
・ Oracleは、米国Oracle Corporationの登録商標です。
・ Microsoft、Windows、Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国お
よびその他の国における登録商標です。
・ Microsoft Excelは、米国Microsoft Corporation商品名称です。
・ Microsoft Accessは、米国Microsoft Corporation商品名称です。
・ その他、記載の会社名、商品名は、各社の登録商標です。
以 上
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