日立製作所は、カラー画像を含むオフィス文書の大量イメージデータの保存や、ワープロ/表計算ソフト
などで作成されたコードデータの統合管理を実現するイメージングシステム「FILEGEAR2000」
を11月16日より発売します。
オフィス内で大量に保存されている図面や技術資料などを、長期保存と高速検索に適したイメージ
データに変換し、有効活用を図る企業が増加しています。一方、インターネットを利用したネットワー
ク構築やデジタルカメラの普及により、業務でカラー画像を利用するケースも増えています。さらにパ
ソコンの一人一台の利用により、ワープロや表計算ソフトなどで作成したデータも大量に存在するなど、
オフィスには様々なフォーマットのデータが溢れています。こうした中、これらのさまざまなフォーマット
のデータを統合管理することで有効活用し、業務効率向上を図りたいとうニーズが高まっています。
一方、規制緩和の一環で進められる帳簿データの電子保存が許容されたことから、今後、国税関係
帳簿書類の電子保存に対するニーズが急速に高まることが予想されます。
当社では、大量のオフィス文書のイメージファイリングを実現するために、光ディスクを用いた
「HITFILE60」を昭和58年に発売しました。さらに、Windows(R)対応の「HITFILE
WN」や、「HITFILE NTイメージサーバ」を製品化し、C/S環境下でWebブラウザを利用した
検索などが実現しています。また、平成7年からは大量イメージデータを電子メールやワークフロー上で利
用できる「TEAMSTAR」を発売しています。これらの製品は、現在、大手保険・金融業を中心に多く
の企業で利用されています。
今回発売する「FILEGEAR2000」は、「HITFILE」と「TEAMSTAR」の特色を引
き継いだ統合システムです。カラー画像を含むJPEG/TIFF形式のイメージデータや、ワープロ/表計
算ソフトなどで作成したコードデータの一括管理に加え、データベースを活用した蓄積データの高速検索が
可能です。また、会計帳簿などの電子保存化に対応し、データの改ざんを防止するセキュリティ機能を採用
するとともに、帳簿データのスピーディな閲覧や印刷も可能です。さらに、企業で導入が進んでいるグルー
プウェア/ワークフローや統合パッケージとの連携利用も可能で、蓄積データの有効活用がはかれます。
「FILEGEAR2000」は、基本提供するソフトウェアプロダクトに加え、Windows(R)PC
ベースのシステム基本装置や、豊富なラインアップの周辺装置(スキャナ/プリンタ、大容量ストレージ)
群との組み合わせにより、システム一括提供も可能です。また、必要な諸設定は事前に済ませた上で出荷す
るため、納入後の即時利用が可能です。導入サービスからアプリケーション開発支援サービスに至る多くの
ソリューションサービスメニューにより、柔軟なシステム構築をサポートします。
《出荷時期》
・ファイルサーバシステム
平成10年12月〜
・スタンドアロンシステム
平成11年3月〜
《価格例》
・ファイルサーバシステム構成
(システム基本装置<サーバ用:1台、クライアント用:1台>及びディスクアレイ34.8GB、光ディ
スクライブラリ20枚、4クライアントパック(ソフトウェアライセンス)を含む)
約1,580万円〜
・スタンドアロン(ディスクアレイベース)構成
(システム基本装置及びディスクアレイ16.6GB、A3スキャナ、A3プリンタを含む)
約590万円〜
・スタンドアロン(光ディスクベース)構成
(システム基本装置及び8倍容量5.25型光ディスク、A3スキャナ、A3プリンタを含む)
約550万円〜
[他社所有商標等に関する表示]
・Windows、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国ににおける登録商標です。
・その他,記載の製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
以 上
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