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News Release

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平成10年9月30日

小型氷蓄熱パッケージエアコン「エコアイスmini」を発売

−業界トップクラスの静音化を実現。5、6、7馬力相当の3機種を発売−

  日立製作所は、電力会社9社(東北電力(株)、東京電力(株)、中部電力(株)、北陸電力(株)、関西
電力(株)、中国電力(株)、四国電力(株)、九州電力(株)、沖縄電力(株))と共同開発した、店舗や小規
模事務所等に最適な10馬力未満の小型氷蓄熱パッケージエアコン「エコアイスmini」(5,6,7馬力
相当)を、10月26日より順次発売します。
  本製品は、業界トップクラスの静音化を図っており、5馬力相当の機種で47db(A)を実現しています。

  氷蓄熱式空調システムは、夏期冷房消費電力のピークを抑え、空調消費電力の一部を夜間にシフ
トし、電力平準化に寄与するシステムとして期待されています。またCO2排出量の少ない夜間電力を
有効に利用する環境にやさしいシステムとして需要が急増しています。
  一方、これまでは10馬力相当機種以上の大型のシステムしかなく、市場からは、パッケージエアコン
総設備容量の1/3を占める、10馬力相当未満の小型のシステムへの対応が望まれていました。

  日立では、これまで氷蓄熱パッケージエアコンのリーディングメーカーとして、積極的な製品展開を進
めてきており、12機種をラインアップして顧客ニーズに対応したシステムの提供に努めてきました。
  そしてこの度、小型システムに対応する機種として、「エコアイスmini」3機種(室内機7タイプ63機種)
を発売するものです。本製品では、従来のパッケージエアコンにおいて低騒音設計として高い評価を受
けている横吹き形店舗室外ユニットをベースとしており、業界トップクラスの静音化を実現しています(5
馬力相当機種で、47db(A))。
  なお、価格はオープン価格としております。


【主な特長】
1.経済的な空調システム
    冷房運転では安価な夜間電力を使って蓄熱された氷を昼間の冷房運転に利用します。大型機の
    システムと同じタンデムコンデンサ方式により冷媒を過冷却し、冷房能力を向上するとともに冷媒
    凝縮圧力を低下させ、消費電力を非蓄熱機に比べて約20%(約1kW)低減します。
    また、現在の受電容量を変えずに1クラス上の冷房能力を持ったシステムに変更することもできま
    す。
2.夜間蓄熱運転に配慮した業界トップクラスの低騒音設計
    氷蓄熱式空調システムは、夜間に蓄熱運転を行うため騒音については特に配慮が必要です。
    日立は低騒音設計の横吹き形店舗室外ユニットを「エコ・アイスmini」のベースにしており、5馬力
    相当で47dB(A)、低外気温時※にはナイトシフトモード運転により45dB(A)と更に2dB低減し、業
    界トップクラスの静音化を実現しています。
       ※外気温度が30℃以下
3.コンパクト設計
    蓄熱ユニットは設置面積1.15m2と省スペースを実現しています。奥行きも620mmと薄く室外ユニット
    必要寸法とほぼ同等であり、店舗、事務所等の密集した場所へも容易に設置できます。また、エレ
    ベータにも収まるため屋上への設置も容易です。
4.快適な暖房運転を実現
    夜間に蓄熱した温水を利用して除霜運転を行います。除霜時の冷風感もなく、また、短時間で除霜
    運転を終了するため、快適な暖房運転を実現します。
5.短時間蓄熱運転による空調利用時間の拡大
     蓄熱運転の開始時間は深夜の1:00からです。夏の蓄冷運転は6:00までの5時間、冬の蓄熱運
     転は2:00までの1時間と短時間の蓄熱運転を実現しました。空調運転時間が長い飲食店等でも、
     蓄熱空調の採用が可能となりました。
6.豊富な室内ユニットと多彩なシステム
    室内ユニットは、天カセ4方向、2方向、天吊り、壁掛け、床置き等、7タイプ63機種と品揃えしました。
    また、システムは室内ユニット1台接続のシングル、2台接続の同時ツイン、3台接続の同時トリプル
    (7馬力相当のみ)と多彩となっており、建物の用途やインテリアに応じて、幅広く選択することが可能
    です。




                                                                                   以  上


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