日立製作所は、携帯性と操作性に優れた、コンパクトな液晶デジタルビデオカメラ「VM−D1」を
9月1日より発売します。
本製品は、新開発のズームレンズや表面がフラットなデザインを採用し、コンパクトサイズを実現する
とともに、録画操作部と再生操作部を本体上面の左右に分けてレイアウトすることにより、コンパクトカ
メラ感覚の簡単操作を実現しました。
なお、ボディ素材には、軽くて丈夫なマグネシウム合金を採用しています。
<型式・価格>
商品名 型 式 標準価格(税別) 発売日 当初月産台数
デジタルビデオカメラ VM−D1 220,000円* 9月1日 3,000台
*アクセサリーキット付属
ビデオカメラの国内需要は、高画質・小型軽量のニーズが高く、デジタルビデオカメラの構成比は、平
成9年度の約70%から平成10年度には約75%(台数ベース)に増加すると予測されています。
日立は、8ミリビデオカメラに加え、小型で操作性に優れた高画質液晶デジタルビデオカメラ「VM−D1」
を新たに発売します。
「VM−D1」は、新開発のプリズム反射型11倍ズームレンズを搭載し、凹凸の少ないフラッシュサーフィ
スデザインの採用により、コンパクトサイズを実現するとともに、マグネシウム合金の外装を採用することで、
高品位なデザインを実現しています。また、片手でもしっかりホールドできるコンパクトカメラ感覚の操作性
により、ビギナーでも簡単に操作することができます。
性能的には、DV方式採用により、デジタル映像、PCMステレオデジタル音声による高画質・高音質を実
現し、美しい映像再生と劣化の少ないデジタル編集が可能になりました。カメラ部は小型11倍光学式ズー
ムにデジタルズームを併用し最大44倍のズームが可能です。また、47万画素CCDと電子式手ぶれ補正、
プログラムAE機能などの搭載により、高画質で、安定した映像が撮影できます。
この他、静止画撮影できるデジタルフォトモード、デジタル信号の入出力が可能なDV端子採用など、多機
能で拡張性のある機能も搭載しています。
<主な仕様>
項 目 | 仕 様 |
型式 | VM−D1 |
記録フォーマット | 回転2ヘッドヘリカルスキャンDV方式 |
使用カセット | ミニDVカセット |
映像信号記録 | デジタルコンポーネント記録 |
音声信号記録 | PCMデジタル記録(16ビット48kHz2ch/12ビット32kHz4ch) |
録画・再生時間 | 最長90分(60分テープ使用時、LPモード録画/再生時) |
早送り/巻戻し時間 | 約2分50秒(60分テープ使用時) |
撮像素子 | 1/4インチCCD(総画素数47万、有効画素数30.4万) |
信号方式 | NTSC方式準拠 |
必要最低照度 | 約4ルクス(ローライトAEモード) |
自動感度調整範囲 | 約4ルクス〜10万ルクス |
レンズ | 電動11倍ズームレンズ F1.8〜2.5 f=3.9〜42.9mm デジタルズーム最大44倍 |
手ブレ補正 | 電子式補正 |
液晶モニター | 2.5インチカラー液晶(低温ポリシリコン)18万画素 |
内蔵マイク | ステレオマイク |
映像出力端子 | 1Vp-p 75Ω不平衡 |
音声出力端子 | −11.5dBv(47kΩ負荷時/3kΩ以下)ヘッドホン端子兼用 |
DV端子 | マルチピンコネクター、IEEE1394準拠 |
電源 | DC7.2V |
消費電力 | 約5.9W(録画中・AF合焦時) |
質量 | 約530g(本体) 約605g(バッテリーパックVM−BPD1、30分テープ使用時) |
外形寸法 | 幅118.5mm×高さ85.5mm×奥行55.7mm |
以 上 |