日立製作所は、業界で初めて水道水を小型軟水化装置で洗濯に適した水に変換する『イオン洗浄』
機能を搭載した全自動洗濯機『イオン洗浄　水かえま洗科』シリーズ（４機種）を７月７日より発売します。
このうち、洗濯物の量や質に応じて水流をきめ細かく自動調節するインバーター制御方式を採用した
２機種は、「イオン洗浄」との相乗効果により、洗浄力約５０％アップ＊１、さらに従来３９分であった洗濯
時間が３３分に短縮され＊２、水道代、電気代も大幅に節約し、業界一の省エネを実現しています。

＊１：当社従来機種「ＮＷ−８Ｓ３」（標準コース）の洗浄力を１００％とした場合。容量の７割負荷の場合。
＊２：当社従来機種「ＮＷ−８Ｓ３」（標準コース）と今回発売の「ＮＷ−８Ｐ５」（標準コース）を比較した場合。
       「ＮＷ−８Ｐ５」は使用水量２８％、消費電力３５％削減。

＜価格及び発売日＞

  平成１０年度の全自動洗濯機の需要は約３８０万台と見込まれます。これは洗濯機需要全体の約８９％
にあたり、比較的安定した洗濯機需要の中でも全自動洗濯機の需要は着実に伸長すると予測されます。
当社において、主婦を中心としたユーザーの洗濯機の使用実態調査をしたところ、約８割のユーザーがワ
イシャツの衿・袖などのしつこい部分汚れに対し、スポット洗剤の塗布、手でのもみ洗い、ブラシ洗いなど
手間をかけることで対応しており、より高い洗浄力を求めていることがわかりました。

  このようなニーズに対応し、当社では、家庭用洗濯機向け小型軟水化装置「イオンチェンジャー」を開発
しました。「イオンチェンジャー」は、洗濯に使用する水に含まれるカルシウムイオン（Ｃａ２＋）やマグネシ
ウムイオン（Ｍｇ２＋）などの金属イオンをイオン交換樹脂のナトリウムイオン（Ｎａ＋）とイオン交換し、約６０
％除去します。イオン交換樹脂は、塩水によって簡単にリフレッシュができ、毎回洗濯の最初にリフレッシュ
剤投入口へ塩を約１５g（大さじ１杯）投入するだけで、２回目のすすぎの給水後に樹脂に吸着した金属イオ
ンが自動的に流されます。
  また、インバーター制御方式を採用した２機種は、きめ細かくモーター回転数のコントロールを行い、洗濯
物の量や質に応じた洗濯が可能になります。従来機では１２５回転/分の一定回転であった水流を、４０〜
１５０回転/分まで調節することができるため、より高い洗浄力を以前より短い時間で得ることができます。
加えて、脱水運転開始時には間欠運転中のうなり音が大幅に低減され、「静かな公園」や「図書館」のレベ
ル（４５ｄＢ）まで低騒音化を図ることができました。
　さらに、布量センサーの精度をアップし、５００gから８kgまで洗濯物の量に応じて水量を無段階に自動設
定する新機能「無段階水位」を採用し、水の無駄使いを抑えます。
  このほか、小さな子供のいるご家庭で洗濯中に子供が洗濯中にフタを開けたら運転を停止する新機能
「いたずら防止スイッチ」、風呂の残り湯を簡単に使える「お湯取機能」なども採用しています。
　

【主な仕様】

                                                                         以  上