株式会社　日立製作所
                                                 Prism Solutions, Inc.

　
  日立製作所（以下日立）と、データウェアハウス分野のリーディングカンパニー
の一つである米国Prism Solutions Inc.（以下Prism社）は、このたびデータウェ
アハウス製品の分野において提携することで合意しました。これに基づき、日立は、
Prism社の製品を使ってシステムインテグレーション事業を行い、日本のデータウ
ェアハウス市場でのリーダーシップを取ることを目指します。

　日本のデータウェアハウス市場は急速に成長しており、2000年には1,900億円に
達すると予想されています（IDC Japan発行「日本データウェアハウス市場」より
引用）。多くの企業が、データウェアハウスの構築に着手しています。
　日立は、1996年より、データベース管理システム、OLAP、データマイニング等の
製品を使用したデータウェアハウス・ソリューションを日本国内向けに提供してき
ました。一方、Prism社は1991年以降、データウェアハウス構築のためのツール群、
方法論、教育、コンサルティングを、米国およびその他の国で提供してきました。
今回、日立のソリューションにPrism社の製品を加えることにより、そのデータウ
ェアハウス・ソリューションをより充実させることができると考えています。日立
は、Prism社の洗練された製品と日立の強力なシステムインテグレーション力によ
って、日本市場においてデータウェアハウスの構築部分からアプリケーション分野
に至るまでの一環したデータウェアハウス・ソリューションを提供します。日立は、
日本語化や、各プラットフォーム（日立製メインフレーム、UNIX、Windows）のオ
ペレーティングシステム、データベース管理システム等のサポート等により、
Prism社の製品を日本市場へ適応させる計画です。日本市場でのPrism社の製品の
販売は、1998年の第3四半期に開始する予定です。

  数多くの日本企業が、社内外から情報を効果的に引出すことができるデータウェ
アハウスに高い関心を持っていることから、日立は、日本国内のデータウェアハウ
ス市場が高い成長性を持っていると考えています。日立は、Prism社がデータの移
行や変換における専門技術を持ち、エンタープライズ・システムに対応する製品を
揃えている点を評価し、同社を提携先に選びました。Prism社の研究開発への積極
的な投資や世界中の300以上の大企業でのデータウェアハウス構築の経験から、世
界に通用する製品を選択できたと考えています。

　日立の小平光彦 ソフトウェア開発本部長は、次のように述べています。
「Prism社は、データウェアハウス市場において早くからソリューションを提供し、
この市場で大きなシェアを持っています。我々は、多くのデータウェアハウスシス
テム構築の経験で培われたPrism社の技術・ノウハウと、日立のシステムインテグ
レーション力、大規模データ処理技術を組み合わせて、日本市場でのリーダシップ
を取れると確信しています。」

　Prism社の国際部門担当副社長Don Taylorは、次のように述べています。「この
提携は、Prism社にとって大きなブレイクスルーです。今回の日立とPrism社の提携
は、データウェアハウス市場に明るい未来があるということを示しています。我々
は、日立との有益なパートナーシップを今後も長く保つことを望んでいます。」


＜Prism Solutions, Inc. の概要＞
社    名： Prism Solutions社
設    立：１９９１年
所 在 地：米国カリフォルニア州サニーベル
事業内容：データウェアハウス・ソリューションの提供
備    考：詳しい情報は、Webサイトhttp://www.prismsolutions.com/をご覧く
          ださい。

＜商標表示＞
　PrismおよびPrism Solutionsは、米国におけるPrism Solutions, Inc.の商標
  です。


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